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デスパイネ決勝打でソフトバンクもマジック1

9/14(木) 23:13配信

朝日新聞デジタル

(14日、ソフトバンク7―4オリックス)

 中堅へと抜けた打球を見届けながら、右拳を何度も力強く握った。同点の六回2死満塁。ソフトバンクのデスパイネが150キロの速球を仕留めた。決勝の2点適時打。主砲の一振りで、2年ぶりのパ・リーグ制覇へ、ついに王手をかけた。

【写真】六回裏ソフトバンク2死満塁、デスパイネは勝ち越しの中前適時打を放ちガッツポーズをする=長沢幹城撮影

 一回の第1打席で闘争心に火がついた。右上腕付近に死球を受け、バットをグラウンドにたたきつけて珍しく怒りをあらわにした。うっぷんを晴らすように、四回に一時逆転となる2戦連発の32号2ラン。「最高の結果」と本塁打王争いでリーグ単独トップに躍り出ると、勢いそのままに計4打点をたたき出した。

 いまだ日本で味わったことがない優勝の美酒を誰よりも欲している。ロッテ時代も縁遠く、「もちろん優勝は特別だよ」。ホークス移籍1年目の今季、ここまで32本塁打、94打点は、いずれも来日最多を更新中だ。それでも、本人は「キング(本塁打王)より、勝ちたいだけ」ときっぱり。チームの勝利が最優先だ。

 1日の優勝マジック「16」を点灯後、8勝1敗と快調にカウントダウンを続ける。デスパイネはいう。「点灯してからチーム全体の集中力が高まっている」

 この日楽天が敗れたため、マジックは「1」に。「本当はホームで決めたかったが、土曜日の1戦目で決めたい」。最短で16日にも実現する胴上げの輪の中へ。キューバ出身の大砲が、そこに加わるイメージを膨らませている。(甲斐弘史)


 ○工藤監督(ソ) 優勝マジックナンバーが1に。「とにかく16日の試合をみんなで全力で勝つことに集中したい」


 ○サファテ(ソ) リーグタイ記録の17試合連続セーブを挙げ、3年連続セーブ王も確定。「個人のことは関係ない。チームが勝つこと。それだけ」

朝日新聞社