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大鵬の孫・納谷幸男が豪快デビュー星!初代虎譲りのタイガーステップなど披露

9/14(木) 22:46配信

デイリースポーツ

 「プロレス・リアルジャパン」(14日、後楽園ホール)

 昭和のヒーローの遺伝子は本物だった。大相撲元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の長男・納谷幸男(23)がプロレスデビュー戦で白星。雷神矢口(年齢非公表)を豪快なランニングニーリフトで葬り去った。

【写真】 大相撲の大嶽部屋入りを表明した元横綱大鵬の孫、納谷幸之介

 凶器を用いた反則攻撃が得意の矢口を前にしても気後れしなかった。納谷は身長2メートル、体重130キロの巨体ながら、師匠の初代タイガーマスクこと佐山聡氏譲りの軽やかなフットワークを披露。さらに重い音が響き渡るローキック、さらにはフライングクロスチョップまで繰り出して観衆をどよめかせた。

 だが、相手の矢口は手練手管のデスマッチ戦士。場外乱闘ではイスと有刺鉄線バットでめった打ちにされ、リングに戻ると毒霧を噴射されて再び場外へ。今度は矢口のセコンドによる集団暴行などの無法攻撃を加えられた。

 しかし、それでも納谷はひるまない。リング上で矢口のラリアットをミドルキックで迎撃すると、セコンドの粉攻撃の誤爆を誘発。最後は矢口の土手っ腹にヒザを豪快にたたき込んで3カウントを奪った。

 「緊張しすぎた」と話したが、「いい動きができたと思う」と初陣を振り返った。佐山氏に弟子入りしたものの内臓疾患に苦しみ、4年をかけてたどり着いたデビューを、「ずっと(セコンドで)試合を近くで見ていてふがいない思いをしていたので、ようやくスタートラインに立ったのかなと思います」と感慨深げに話した。

 いきなり凶器攻撃や乱入の洗礼を受けたことにも、「自分の中で一つの形じゃなくて、いろんなスタイルの対応ができるようなプロレスラーになりたい。矢口さんみたいなタイプの選手とやらせてもらうのはなかなかないことだと思う。いい意味にとらえたい」と収穫を口にした。

 この日は父の貴闘力ら家族も総出で応援。祖父の大鵬さんと、生前の大鵬さんに厚く信頼され、8日に死去した日本相撲協会世話人の友鵬さんの遺影を持って会場に駆けつけた。納谷は「それを見たときは力をもらいました」と話し、白星で恩返しした。

 蹴りに手応えを感じており、「蹴りでお客さんの歓声が上がったりしたので、もっと磨いてフィニッシュホールドというか、蹴りで試合を作れるようになるのが一番だと思う」という。最後は「どういうレスラーになっていけるか見えない状態ですけど、なかなかこれだけの身長を持っている日本人レスラーはいないと思うので、このデカさを生かした戦いができるレスラーになりたい」と目を輝かせた。