ここから本文です

【リアルジャパン】大鵬の孫・納谷幸男、デビュー戦白星!雷神矢口をKO

9/14(木) 20:59配信

スポーツ報知

 ◆リアルジャパン 〇納谷幸男(5分58秒、PK→片エビ固め)雷神矢口●(14日、後楽園ホール)

 大相撲で優勝32回を誇る“昭和の大横綱”大鵬の孫で元関脇・貴闘力の長男・納谷幸男(23)がプロレスデビュー戦で白星スタートを決めた。雷神矢口との初陣で強烈なPKからの片エビ固めでフォール勝ちを飾った。

 身長2メートル、体重130キロの納谷がリングに登場すると堂々たる体格に後楽園ホールは大きなどよめきに包まれた。紺色のロングガウンを脱ぐと赤と黒を基調にしたロングタイツがあらわになった。ゴングが鳴る。プロレスラー納谷が最初に放った技は右のローキック。「ドスッ」という鈍い音と同時に雷神矢口の左太ももを捉えるとどよめきが地鳴りのように響いた。

 ローキックからエルボー、相撲技を進化させた左からののど輪落とし、さらには師匠の初代タイガーマスク直伝のフライングクロスチョップの空中殺法で一気に雷神矢口を追い込んだが、場外戦に持ち込まれると雷神矢口だけではなく敵のセコンド「魔世軍」の容赦ない攻撃を浴び、イス攻撃、有刺鉄線バットを顔面に浴びた。さらに雷神矢口から真っ赤な毒霧の洗礼を浴び、初陣でいきなりプロレスの厳しさを体感した。

 過酷な攻めを耐えきった納谷は、最後は、走り込みながらの膝蹴りとなる「ランニングニーリフト」で雷神矢口をKO。堂々たる勝ち名乗りに館内は大きな歓声に包まれた。試合後、納谷は「自分の中でいい動きができたと思います」と振り返った。ただ、試合の流れは「緊張しすぎて記憶が曖昧です。何とか緊張を隠そうと一生懸命でした」と必死でつかんだ白星だったことを強調した。

 敵の凶器攻撃には「きつかったですね」と本音も漏らした。空中殺法について「佐山先生から教わったのはフライングクロスチョップを教えていただきました。今後、得意技のひとつにできればいいなと思います」と明かした。

 4年前に初代タイガーマスクの佐山サトルに弟子入りも内蔵疾患などでデビューまで時間がかかった。それだけに「ずっと試合を近くで見ていて不甲斐ない思いをしていたのでよやくスタートラインに立てた。ひとつひとつ経験を積んでいきたい」と意気込む。会場には父の元貴闘力の鎌苅忠茂氏と母、兄弟が応援に駆けつけた。家族は亡くなった大鵬さんと大嶽部屋を支え、先日亡くなった世話人の友鵬さんの遺影を抱いて観戦していた。「遺影を見て力をいただきました」。天国の祖父のパワーをもらい白星をつかみ取った。

 今後は「自分の実力も体ももっと作っていかないといけない。リアルジャパンで経験を積んで、外にも出て行きたい気持ちもありますし、そのためにも一戦一戦経験を積んでいきたい」と明かし、「自分がどういうレスラーになれるのか見えない状態ですが自分のデカさを生かしたレスラーになりたい。ストロングスタイルを追及するレスラーになりたい」と意気込んでいた。

最終更新:9/14(木) 21:57
スポーツ報知