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薄く軽く…スリム化する文房具 持ち運びやすさを高める工夫凝らす

9/14(木) 9:26配信

産経新聞

 文房具を軽くしたり、厚みを減らしたりするスリム化が進んでいる。タブレット端末などの普及で持ち歩く荷物が増え、かさばる文房具の軽量化を求める声が高まったからだ。軽い紙を使用したノート、スティック型でペンケースに収めやすいハサミ、薄いスケジュール帳など、持ち運びやすさを高めるさまざまな工夫が凝らされている。(栗井裕美子)

 「軽さエアー級」をうたうナカバヤシのノート「Logical Air(ロジカル・エアーノート)」シリーズ(194円)は、従来品と同じ厚みや書き心地を保ちつつ、約2割軽量化した紙を使用している。学生に人気のカラフルなデザインをはじめ、落ち着いた表紙のビジネスタイプ、小学生向けの教科別、リング式-などを展開。ノートを複数冊持ち歩く際の負担が減るとして支持を集めている。

 コクヨも、従来品より軽いノート「スマートキャンパス」(194円)を1月から販売している。当初は数量限定の予定だったが、目標の80万冊を超えて注文が相次ぎ、増産を重ねて約200万冊も売れたため、6月から定番化した。

 同社は平成28年版から販売しているスケジュール帳「Pat-mi(パットミー)」(5400円)で、1カ月ごとの薄い冊子に分けて利用する新方式を提案した。「通常は12~15カ月分が1冊となっているが、その固定観念を一新した」(広報)。今月発売の30年版では、メモを書き込むスペースなどを充実させる。

 リヒトラブ(大阪市中央区)は、リング式のスケジュール帳「ダイアリーノート」(918円)に高さを抑えた半円型リングを採用。スーツの胸ポケットに収まる厚さ約8ミリを実現した。

 ふせんやホチキスなどもかさばらないタイプが人気だ。文具メーカーのカンミ堂(東京都目黒区)は27年4月から、スティック型のケースにふせんを収めた「ペントネ」(799円)を販売している。発売1年で約40万本売れたといい、同社広報担当は「ターゲットの若い女性だけでなく幅広く受け入れられている」としている。

 サンスター文具(同台東区)はスティック型のホチキス「スティッキールステープラー」(648円)とハサミ「スティッキールはさみ」(540円)を展開している。ハサミは22年11月の発売以降、累計で600万本以上売れたという。さらに小型化した新製品を1月に投入した。

 同社広報担当は「ペンのように携帯できるタイプは手軽に利用できてニーズがある」と話す。

最終更新:9/14(木) 9:26
産経新聞