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「カープ=強い」経済効果は昨季以上 早ければ14日夜にも優勝、ファン期待高まる

9/14(木) 12:38配信

産経新聞

 プロ野球広島の37年ぶりとなるセ・リーグ連覇が目前だ。13日にマジックナンバーを「2」とし、早ければ14日夜にも優勝が決まる。今季も本拠地マツダスタジアム(広島市)の観戦チケットがプラチナ化するなどカープファンの熱気は健在。他球団の球場に出かけて応援する傾向も顕著になり、全国を舞台にした「赤ヘルバブル」が続いている。(上阪正人)

 地元テレビ局の中国放送が中継した6日の広島-阪神戦の広島地区での平均視聴率は40・4%を記録した。最高視聴率は53・8%(ともにビデオリサーチ調べ)。いずれも、今季の地上波中継で同局最高の数字だという。担当者は「昨季はシーズン途中から注目度が上がったが、今季は開幕当初からいずれの試合も例年より10%近く(視聴率が)高い」と話す。今季は「カープ=強い」の構図がファンの間にもしっかりと根付いた形だ。

 こうした状況を受け、マツダスタジアムの観戦チケットが入手困難に。同球場で行われる主催試合のチケットは、開幕前に1シーズン分の一般席が一括して販売開始となるが、今季は発売からわずか数日で全席がほぼ完売となった。インターネット上では、14日の定価2100円の外野指定席が5万5555円で売られるなど、チケット争奪戦は過熱する一方だ。

 ちなみに、マツダスタジアムの年間の観客動員数は一昨年に史上初めて200万人を突破し、優勝した昨年は216万人を記録。今季は6月末に昨年より1試合早い最速の34試合目で100万人を超えた。

 マツダスタジアムでの観戦が困難となっていることを受け、地元の旅行会社が催行するビジター観戦ツアーも盛況となっている。この旅行会社は今季、阪神-広島戦(甲子園球場=兵庫県西宮市)や、巨人-広島戦(京セラドーム大阪=大阪市)の日帰り弾丸ツアーなど、広島の遠征日程に合わせた団体応援ツアーを20回以上催行。ビジター席の入場券と宿泊ホテル代込みの価格は1人1万6千円~7万円。利用者は延べ1500人にのぼるという。担当者は「多くのファンが地元でカープを見られない。それならばと、次の手段として、甲子園など他の球場に行ってでも応援したい人が大勢いる」と話している。

 関大の宮本勝浩名誉教授によると、観客の増加、とくに「カープ女子」の増加の影響で、広島優勝の経済効果も昨年を70億円近く上回る約400億8382万円の試算になるという。強いカープに支えられ、ファンの熱気はヒートアップしている。

最終更新:9/14(木) 14:53
産経新聞

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