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ブッフォンがメッシのことを再び宇宙人だと考えた夜

9/14(木) 14:40配信

ムンドデポルティーボ日本語公式

 バルサの背番号10に2失点を喫したジャンルイジ・ブッフォンは、過去メッシが得点を挙げた120人以上のゴールキーパーリストにその名を連ねることになった。

 2013年8月13日、イタリア代表対アルゼンチン代表の国際親善試合を前に、両チームの選手たちが試合を観戦予定のフランシスコ教皇に謁見した。このとき、ジャンルイジ・ブッフォンはローマ教皇について「メッシ以上の成功を収めたアルゼンチン出身者のひとり」と冗談を述べた。

 それから2年後の2015年、チャンピオンズリーグ決勝ユヴェントス対バルセロナ戦を前に、ユーヴェのレジェンドは「レオは地球人とプレーすることを許された宇宙人のような存在だ」と話している。試合が3-1でバルサの勝利に終わったあと、表彰式では存在を確認するかのように、メッシの顔に触れその実力を褒め称えた。唯一の慰めは、過去3度の対戦でメッシに1ゴールも許していなかったことだった。だが、その記録も今回のゲームで途切れている。試合後にはお互いの健闘を称えて抱き合う様子も見受けられたが、ブッフォンはメッシのことを再び宇宙人だと考える夜になった。

 アスルグラナの背番号10は、まるで台本通りと言わんばかりのチャンピオンズ開幕戦を演出している。2ゴールを決めたほか、ポストを叩くシュートもあり、試合を通して相手に危険を生み出し続けた。メッシのチャンピオンズリーグでの通算得点数は98だが、100ゴールに到達するのも時間の問題だろう。

 均衡を破った先制点は、カウンターが起点になり、素晴らしい関係にある友人ルイス・スアレスとのコンビネーションから生まれた。絶妙なワンツーからゴール右隅に放たれたグラウンダーシュートに、ブッフォンもまったく反応できていない。これまで120人以上のゴールキーパーから得点を挙げてきたメッシだが、ついにヴェッキア・シニョーラ(ユヴェントスの愛称)の守護神も、“宇宙人“メッシのリストに名を連ねることになった。

 56分にイヴァン・ラキティッチが追加点を決めたあと、69分には再びメッシがゴールを決める。左足で中央に切り込み、そのまま素早く左足を振り抜いたシュートは、ブッフォンの逆を付きゴールネットを揺らした。この得点に含めると、メッシは直近7試合で7得点を挙げたことになる。スーペル・コパから始まる今シーズンの公式戦6試合でチームは合計13ゴールを記録しているが、そのうち8ゴールがメッシによるものだ。皮肉にも、マドリード寄りのメディアが“メッシはこれから調子を落としていくだろう“と予想した時期を境に、逆のこのクラックは調子を上げている!

 この試合でメッシが目立ったのは得点シーンだけではない。左右にボールを散らす役割でもチームに貢献した。ただ、ミラレム・ピアニッチのタックルを受けたあと、メッシはイエローカードを要求しようとダミル・スコミナ主審の肩を叩いたが、この行為で逆にイエローカードを提示されてしまった。そのほか、強烈なミドルシュートがポストを叩いたり、見事なフリーキックが惜しくもブッフォンに阻まれるシーンもあった。あのフリーキックの場面は、ブッフォンが何とかメッシを止めようとする印象的なものだった。

執筆者:Edu Polo

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