ここから本文です

indigo la Endの長田カーティス「川谷絵音は独特」ギタリスト目線から語る

9/14(木) 11:02配信

MusicVoice

 indigo la Endは川谷絵音、長田カーティス、後鳥亮介、佐藤栄太郎によるロックバンドである。ファンからの絶大な支持を得ながらも、昨年10月より活動自粛していた。そんな彼らが今年6月、EX THEATER ROPPONGIでおこなわれた『Play Back End Roll』で活動再開。7月にはメジャー3rdフルアルバム『Crying End Roll』をリリースした。そして、今月15日からは全国ツアー『始藍』を控えている。MusicVoiceでは今回、ボーカル・川谷絵音とともに、indigo la End結成当時からのメンバーであるギタリスト・長田カーティスに単独インタビュー。彼に結成秘話から、新譜について、現在のプレイスタイルについて、音楽について思う事などを聞いた。

ネットの募集から始まったindigo la End

 indigo la Endに加入したのは、インターネットがきっかけです。当時のメンバーとベースやドラムは変わってしまいましたけど。初期メンバーは現在、川谷と僕の2人だけです。ミクシィが流行っていて『バンドメンバー募集』みたいなコミュニティで書き込みを見つけて、どんな内容だったかはもう忘れてしまいましたけど、何となく反応したような感じで知り合いました。それからこれまで、長く続いています。

――始めて集まった時の思い出は?

 顔合わせは吉祥寺のマクドナルドでした。当初はスタジオに入る予定だったんですけど、結局マックでダラダラして帰りました(笑)。機材も持っていたのに。「レディオヘッド良いよね」みたいな話をしたのは覚えています。川谷君は昔も今も、音楽に対して常に真面目。プライベートについてはお互いにあまり知らないんですよ。仲が悪いわけではないのですが、ほどよく距離を取っています。

――初期の活動について改めて教えてください。

 最初に録ったデモテープは「enon」という曲でした。結成してすぐ作った曲だった筈です。当時は良い感触がありましたが、今聴くと聴けた物じゃないですね、下手すぎて(笑)。その曲で『RO69JACK 2010』(ロッキング・オンが主催するアマチュア・アーティスト・コンテスト)に入賞した時は「意外といけるものなんだな」と驚きつつ、とても嬉しかったです。

 それからメジャーデビューが決まりました。それから、最初の3枚(『さようなら、素晴らしい世界』、『渚にて』、『夜に魔法をかけられて』)はtoe(ロックバンド)の美濃隆章さんに音を録って貰ったんです。大学の時に学園祭で出演しているのを観ていたので、そういう方に録って貰えたのがとても嬉しかったですね。美濃さんとは今も関わりがあります。

 考えてみると、初期の曲は意外と今もやっている曲が多いです。ミュージックビデオも撮った「緑の少女」とかは若々しすぎて、今はちょっとやりたくないですが(笑)。録った時、好きだったのは「夜の公園」(『さようなら、素晴らしい世界』収録)です。最近はやっていないですが、歌が入る前の状態の音を聴いて「歌は入ってないけど、凄い良い曲が出来ているな」と思った覚えがあります。

――元々音楽を仕事にしたかったんですか?

 就職活動はしましたよ。バンドはやりたかったので、仕事が早く終わって、夜が空きやすい職種を選んで受けていました。でも、無理でした。とある信用金庫の説明会に行った時、隣の席の人がガチンコの就職活動だったんです。もちろん僕も茶髪ではありながら、ガチンコではありましたけど。その彼が「今日は貴重なお話、ありがとうございました。○○大学の○○と申します」と挨拶しているのを見て「自分には無理だな」と就職活動をやめました。多分自分は甘い考えで就活をしていたし、隣だった彼の様にもなれないから、好きな事をやるしかないと決心しました。

 実際音楽を生業にするようになって感じる事は、絶対的に趣味でやっている方が楽しいという事です。そればかりになってしまうから。僕も音楽が趣味だったのに仕事になってしまったから、今趣味が無くて困っているんですよ。無趣味で、やる事がないからギターを弾いているというところもあります。それはそれで、楽しい事なんですけど。趣味のままだったら他に仕事があって、プライベート/仕事という切り替えが出来ると思うんです。だから趣味のままの方が楽しいんじゃないかなと。

1/3ページ

最終更新:9/16(土) 9:44
MusicVoice