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ゲイリー・オールドマンをチャーチルに変身させたのは日本人!【 第42回トロント国際映画祭】

9/15(金) 20:00配信

シネマトゥデイ

 現地時間11日、第42回トロント国際映画祭で第二次世界大戦時の英首相ウィンストン・チャーチルを描いた映画『ダーケスト・アワー(原題)/ Darkest Hour』の会見が行われ、主演のゲイリー・オールドマンが彼をチャーチルに変身させた日本人特殊メイクアーティストについて語った。

【画像】素顔のゲイリー・オールドマン

 本作は、第二次世界大戦初期の1940年、前任者の辞職により妥協案的に首相に選ばれたチャーチルが、フランスが負けつつあり、アメリカは参戦の意思を示さず、外務大臣からはヒトラーとの和平会談を求められる中、いかにして難局を乗り越えていったかを力強く描いたドラマ。

 カメレオン俳優として知られるゲイリーは、本作でもその名に違わず見事にチャーチルを演じている。役づくりについて「歴史書を読むことは別にして、ニュース映像を見て聴いて、何がチャーチルをチャーチルたらしめているのかを理解することが始まりだった」と切り出すと、中でもアフリカで兵士たちとビールを飲んでいる映像がヒントになったと明かす。「彼らは兵士たちに尊敬の念を示していて、生き生きしていて、機敏で、65歳だったけれど30歳のように跳ね回っていた。瞳は輝き、いたずらっ子みたいなところがあるんだ。そこを出発点にして彼の人物像を立ち上げていったよ」。

 そうして声、話し方、表情、動きなどをつかみ、毎日3時間の特殊メイクでチャーチルに成り切った。この特殊メイクは日本人特殊メイクアーティスト・辻一弘が手掛けたものだ。メガホンを取ったジョー・ライト監督(『プライドと偏見』)は「ゲイリーがカズヒロのことを知っていて、会いに行ってすぐに、彼ならゲイリーを変身させられるということがわかった。チャーチルに似せる必要はあるが、それを通して演技できなければならない。ゲイリーとチャーチルの正しいバランスを見つけるのが重要だった」と辻との仕事を振り返る。

 「僕たちはそのバランスを達成できたと思う」と自信を見せるゲイリーは、「カズは魔法使いのようで、才能がある」と絶賛する。「僕たちは彼を引退から呼び戻したんだ。彼は映画業界に居たが、今はアートを作っていてね。だからこれをやってもらうためだけに、呼び戻したんだ」と直々の依頼だったことを明かした。

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最終更新:9/15(金) 20:00
シネマトゥデイ