ここから本文です

今や資産買入縮小を決定する時期=ラウテンシュレーガーECB理事

9/15(金) 18:27配信

ロイター

[タリン 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラウテンシュレーガー専務理事は、底堅い景気拡大と低金利によりユーロ圏のインフレ率はいずれ目標水準に到達するとし、資産買い入れ策を縮小すべき時だとの見解を示した。

理事会きってのタカ派である同理事はシンポジウムで講演し、「成長上向きと金融緩和によりインフレ率はわれわれの目標に戻るだろう。これはほぼ疑いないため、今が来年初めの債券買い入れ縮小を決定する時期だ」と述べた。

資産買い入れプログラムの縮小を巡る当局者のこれまでの発言で最も明確なメッセージ。

同理事は、インフレ率が「上向くのに通常よりもやや長い時間がかかっている」と認めた上で、2兆ユーロ超の債券買い入れと「従来の金融政策措置」が現時点で十分緩和的な状況をもたらしていると指摘した。

ECBは来年1月からの債券買い入れ縮小について来月発表するとみられているが、市場の混乱とユーロ高を招くことへの懸念から、いかなる決定にコミットすることにも慎重になってきた。

ラウテンシュレーガー理事は市場との対話に慎重になる必要があることを認め、「われわれは出口(政策)に関して市場がヒントを得られるようにしなければならない」と指摘。「その一方で、あいまいな考えで混乱させてはならない」と語った。

*内容を追加しました。

最終更新:9/15(金) 20:57
ロイター