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「即日融資」を停止、銀行カードローン縮小へ

9/15(金) 19:40配信

産経新聞

 国内銀行が来年1月からカードローンなどの個人向けの新規貸し出しに関し、即日の融資を取りやめる見通しとなったことが15日、分かった。家族からの申し出で、新規貸し出しができないようにする「貸付自粛制度」の導入も検討する。これにより、拡大の続いたカードローン利用が縮小に向かう可能性もある。

 即日融資の取りやめは、借り手の情報を警察庁に照会する仕組みを導入して、暴力団員ら反社会的勢力との取引排除を徹底するのが狙い。運用が始まれば、融資審査には数日かかるようになるという。

 カードローンに関しては、過剰融資に対する批判も多い。全国銀行協会(全銀協)は会員行に対してカードローンに関する2回目のアンケートを10月までに実施し、対策の進(しん)捗(ちょく)状況を確認する。会員行の毎月末の融資残高も、10月からウェブサイトで公表する。

 金融庁は9月下旬に、金融行政の課題などをまとめた「金融レポート」で銀行カードローンの審査体制が不十分などと指摘する方針だ。銀行側の一連の取り組みは、事前に自主規制を打ち出して批判をかわす狙いもあるとみられる。

 金融庁は、銀行が債務保証をする消費者金融に審査を依存していることを問題視しており、融資の際に顧客の収入や他の金融機関からの借り入れを考慮していないこともレポートで指摘する見通し。過剰な融資が横行すれば、多重債務者の増加を招きかねないとして改善を求める構えだ。

最終更新:9/15(金) 22:58
産経新聞