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「大人を信用できない」継母に反抗してしまう少女の葛藤

9/15(金) 20:01配信

TOKYO FM+

10代向けのラジオ番組、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」では、9月14日の放送で「親とうまくいってない」をテーマにリスナーの話を聞いていきました。その中から「親を信用していない」とメッセージを寄せた高2の女子リスナーと、パーソナリティのとーやま校長、あしざわ教頭とのやり取りを紹介します。

――リスナーのメッセージ
【中学校に入るまで大好きだったお母さんやお父さん、おばあちゃんが信用できない。わたしは周りから中絶しろと言われていた子供っていうことを知ってから尚更。親の言うことを聞くべきなのにどこか信用してない自分がいて、なんで私を産んだんだろうって前のお母さんを恨んでしまったり。なんでなんだろう】

◇◇◇ ◇◇◇
とーやま校長「なんでこんなこと言うんだろうなぁ。これは、前のお母さんとの間で起きたことなの?」

リスナー「はい。7歳の時に親が離婚してしまったんですけど、幼かったから理由を説明されてもよく分からなくて。中学校に上がった時に母が浮気していたっていう意味がやっと分かったんです。小学校5年生の時に再婚して今は新しいお母さんがいるんですけど、また心を開いてしまったら大好きだった人に裏切られてしまうんじゃないかという怖さがあって。前のお母さんにも『宝物だよ』って言われていたのに捨てられてしまったから、ずっと大人を信用できないんです。本当はお父さんとも今のお母さんとももっと仲良くなりたいし、普通の親子みたいになりたいのに信用できなくて反抗してしまうので、どうすればいいのか分からないんです」

とーやま校長「そうかぁ……。本当は学校であったこととか話したいんだね」

リスナー「学校のことは話すけど本音を話せなくて……」

とーやま校長「今のお母さんはどういうお母さん?」

リスナー「すごくいいお母さんです。料理も作ってくれるし、お父さんにできない話もお母さんにはできて、私が本当に欲しかったお母さんです」

とーやま校長「今のお母さんは好き?」

リスナー「好きです。でも最近反抗してしまっていて、お母さんが言っていることを素直に聞けなくなっているんです。お母さんが再婚してから出来た妹が2人いるんですけど、妹とお母さんが話してるところを見ると羨ましくて、“私もこうなりたかったのに、なんで捨てられちゃったんだろう”っていうフラッシュバックから反抗してしまって……。新しいお母さんにも迷惑をかけたから、また捨てられるんじゃないかと思ってしまいます」

とーやま校長「大人は信用できない?」

リスナー「大人はずるいって思います。裏切った理由さえも自分が悪くなかったかのように言ってしまうところがずるくて、そんな大人を信用したら私も傷つくし、傷つきたくないって思っているんですけど、このままじゃダメだと思って今日は電話をしました」

とーやま校長「そうなんだね。前のお母さんのことは好き?」

リスナー「……嫌いです」

とーやま校長「今の話を聞く限り、前のお母さんという人間が信用できない人であって、みんながそうではなくない?」

リスナー「そうなんですけど、前のお母さんのこともすごく大好きだったから……。また大好きになったら、裏切られるんじゃないかとか……。お母さんに裏切られた経験だけで、周りの大人を信用できなくなってしまって……」

とーやま校長「そうか。今、信頼できる人は近くにいないのかな?」

リスナー「いや、SCHOOL OF LOCK! に出会ってからこれでも明るくなった方なんですよ。校長と教頭が毎日必死に生徒と向き合っているのがラジオから伝わって、そこからちょっとずつ大人を信用できるようになってるんです。なので、信用できる大人は校長と教頭です」

とーやま校長「ありがとう!」

あしざわ教頭「そう言ってくれて嬉しいよ!」

とーやま校長「よし、一緒に考えよう!」

あしざわ教頭「今のお母さんにはどういうことが言えない?」

リスナー「何が言えないというより、周りの普通の親子のように、服を選びに行くだけでもいいです」

とーやま校長「あの……もしも俺のことを信頼してくれているのであれば、耳を傾けて欲しいんだけどね。今のお母さんのことはめちゃくちゃ好きだし、本当に仲良くしたいって思っているでしょ?」

リスナー「はい」 

とーやま校長「誰かを頼ってもまた裏切られるんじゃないかと思って、心の扉を閉めてしまっているその気持ちもめちゃくちゃわかる。でも今のお母さんは家族なわけだから、絶対心配していると思うよ。前のお母さんは、ちょっと駄目なところがあった。でも、今のお母さんは、話を聞く限りは頼っていい人だと思うの」

リスナー「はい」

とーやま校長「いろいろつらい経験をいっぱいしてきたけど、それでも毎日闘ってここまできたのはたくましいと思う。でも1人じゃやれることは限られるし、全力で誰かに寄りかからなきゃいけない時もあるわけよ。それは誰かって言ったら、新しいお母さんな気がするんだ。めちゃくちゃ勇気がいるけど、まずは『きついこと言ってごめんさない』と言えたらいいよね。俺と教頭のことを信頼しているって言ってくれたけど、3人目の信頼できる大人は今の新しいお母さんじゃないかな」

あしざわ教頭「そうだね。今思ってることとか、正直、まだ信用できていないことも言っていいと思う。そこからでいいよ。素直に伝えて、いつかはそういう風になりたいって言えたらいいな」

とーやま校長「寄りかかっていいんだよ。お父さんとお母さんってそういう存在だもん。自分のいけるタイミングで、全力で寄りかかってみよう。そしたらきっと抱きしめてくれるよ!」

リスナー「はい!」

最終更新:9/15(金) 20:01
TOKYO FM+