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シンガポールGP FP2レポート:レッドブルが絶好調。リカルド、驚異のタイムで連続首位。フェラーリ出遅れる

9/15(金) 23:33配信

motorsport.com 日本版

 F1第14戦シンガポールGPのフリー走行2回目(FP2)は、FP1で出した自身のレコードを大きく更新したダニエル・リカルド(レッドブル)が連続でトップとなった。

【リザルト】第14戦シンガポールGP:フリー走行2回目

 すっかり陽が落ちたマリーナベイ・ストリート・サーキットは気温29度、路面温度31度というコンディションでセッション開始時間を迎えた。

 多くのマシンがスーパーソフトタイヤで走り出した中で、ウルトラソフトタイヤを装着したストフェル・バンドーン(マクラーレン)がまずはトップタイム。ただ、FP1でコースレコードを更新したリカルドがスーパーソフトタイヤでそれを軽々と上回った。しかも、そのタイムは1分42秒520。自身がウルトラソフトタイヤで記録したFP1のタイムとわずか0.031秒差だ。

 一方で、メルセデスのバルテリ・ボッタスは最終コーナーで4輪脱輪、ルイス・ハミルトンは止まりきれずにエスケープゾーンに出るなど、マシンが決まっていないような挙動を見せた。

 レッドブルの2台は勢いとまらず、リカルドとマックス・フェルスタッペンがコースレコードをスーパーソフトタイヤで更新し合っていく展開に。フェルスタッペンは1分42秒077を記録し、ピットに戻った。

 ハミルトンとセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はソフトタイヤを使って走行。ハミルトンはフェルスタッペンから0.428秒遅れの3番手、ベッテルは1.027秒差の4番手となった。

 セッションが30分ほどを経過し、メルセデスやレッドブルが新品のウルトラソフトタイヤを投入し予選シミュレーションを開始した。

 ボッタスからアタックしていったが、またしても最終コーナーではみ出しフェルスタッペンのタイムには及ばない。一方ハミルトンはミスなくアタックをまとめ1分41秒555をマークしたが、レッドブル勢はさらにその上を行き、レッドブルの1-2となった。さらに、リカルドは1周タイヤを休ませもう一度アタック。1分40秒852という驚異的なタイムを叩き出した。

 彼らに少し遅れて、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)もアタックを行ったが、他車に引っかかりアタック中断。しかしセクター1では全体ベストを記録するなど、速さの片鱗は見せた。

 セッションを折り返しを迎える頃、タイヤを休ませてから再度アタックに向かったベッテルだが、マシンがスライドしタイヤウォールにヒット。ウォール表面を覆う金属板がはがれコース上に落ちてしまったため、バーチャル・セーフティカーが出された。

 バーチャル・セーフティカーが終了し、セッションが後半に入ると各車が徐々にロングランにプログラムを移していった。

 上位勢は、ウルトラソフトタイヤで1分46秒台のタイムを並べての走行となったが、ボッタスは1分48秒台と、少し見劣りするタイムでのロングランとなった。ウルトラソフトを評価した後、ハミルトンとベッテルはソフトタイヤで走行。一方それぞれのチームメイトはスーパーソフトタイヤの確認を行った。

 各車が決勝に向けてタイヤを入念に確認する中でセッションが終了。リカルドがフェルスタッペンにも0.556秒差をつける圧倒的なタイムでトップとなった。レッドブルの2台はロングランでも速さを見せており、週末の本命と考えてもよさそうだ。

 3、4番手にはハミルトンとボッタスというメルセデス勢がつけた一方で、フェラーリの2台はキミ・ライコネンが9番手、ベッテルが11番手となった。ベッテルはウルトラソフトタイヤでのアタックを完了できておらず、週末の流れとしては決して順調とは言えないだろう。

 5番手にはルノーのニコ・ヒュルケンベルグ。セッション終盤にはブレーキの冷却に問題を抱えたようで、一足早く走行を終えた。

 ホンダとの提携解消を発表した直後のマクラーレン勢は、ストフェル・バンドーンが6番手、フェルナンド・アロンソが7番手につけた。

 予選前最後の走行となるフリー走行3回目は、明日の日本時間19時からスタートする。

松本和己