ここから本文です

WEC:トヨタ、マシンの最適化やタイヤ評価などに注力。一貴「前戦よりグリップを感じられる」

9/15(金) 13:42配信

オートスポーツweb

 9月14日、WEC世界耐久選手権第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)は走行初日を迎え、2回のフリープラクティスに臨んだTOYOTA GAZOO Racingは7号車トヨタTS050ハイブリッドが総合3番手タイムをマークし、僚友8号車トヨタTS050ハイブリッドは総合4番手につけた。

【写真】小林可夢偉のドライブで総合3番手につけた7号車トヨタTS050ハイブリッド

 厳しい暑さで知られるテキサス州オースティンのCOTAで行われたWEC第6戦初日のフリープラクティス。この日も現地時間正午と16時00分からそれぞれ90分間にわたって行われたセッションの間、気温が30度を下回ることはなく2回目の走行では気温35度、路面温度は44度に達した。

 そんな過酷なコンディションのなかでのレースは、パワートレーンの冷却、タイヤの摩耗が最大のポイントとなる。また、世界屈指のサーキットの名物コーナーが散りばめられたCOTAでは高度なドライビング技術とともに、それに応える高レベルのマシンバランスが要求される。

 チームは2回のプラクティスセッションを通じてTS050ハイブリッドが最大限の性能を発揮できるよう、空力デバイスの最適化、ハイブリッドシステムの出力設定のほか、ターボ加給圧の調整など各種セッティングを行なった。

 さらに、今回は高い路面温度に対応するため、タイヤ供給元のミシュランが数種類のタイヤを持ち込んだことによりチームは予選、決勝で使用するタイヤの評価にも追われている。

 トヨタは今大会、8号車トヨタのドライバーラインアップを変更してレースに臨む。“個人的な理由”で欠場することになったアンソニー・デビッドソンの代役には第2戦スパ・フランコルシャン、第3戦ル・マン24時間でトヨタTS050ハイブリッドをドライブしたステファン・サラザンが名を連ねた。

 サラザンは前述の2ラウンドでローダウンフォース仕様のマシンをドライブしていたため、ハイダウンフォースのマシンでの走行は今回が初めて。しかし、2013年と2016年のCOTAで表彰台に上がるなど、その経験と実績は十分だ。

「今日のところはタイムでライバルに若干劣っているが、僕自身はレースの現場に戻れて最高の気分だよ」とカムバックを果たしたサラザン。

「楽しみながら(中嶋)一貴とセバスチャン(・ブエミ)、そしてチームとともにセットアップ作業を進めている。決勝レースへ向けてすべてを最適化し、全力を尽くせば良い結果がついてくるはずだ」

 そんなサラザンをチームメイトに迎えた一貴は「とても暑い一日でしたが、ふたたびCOTAで走行を楽しむことができました。前戦メキシコよりもグリップを感じられ、バランスも向上していたので、ドライブした感触は良かったです」とコメント。

「しかし、まだラップタイムでは改良の余地があります。明日も努力を続け、決勝レースへ向けてペースの向上を図ります」

 また、トヨタ勢の最速ラップ1分46秒819をマークした小林可夢偉は「このサーキットのハイスピードセクションではしっかりと空力ダウンフォースが実感でき、LMP1カーで走るのはとても楽しいです」と語った。

「今日の公式練習はまずまずでしたが、最高のスタートが切れたと言えるまでではありませんでした。さまざまな評価項目をテストしながらクルマの最適化に取り組んでおり、効果は出ていますが、まだやるべきことはあります」

 WEC第6戦は9月15日(金)10時(日本時間16日0時)から60分間のフリープラクティス3回目が行われ、15時05分(日本時間16日5時05分)より公式予選が実施される。

[オートスポーツweb ]