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昨年度の概算医療費減「マイナス改定が影響」 - 厚労省

9/15(金) 23:10配信

医療介護CBニュース

 厚生労働省は15日、昨年度の概算医療費が41兆3000億円で、前年度を約2000億円(0.4%)下回ったと発表した。概算医療費が前年度を下回るのは、2002年度以来14年ぶり。厚労省は、昨年度の診療報酬改定で、改定率がマイナスだったことなどが要因で、医療費の減少は「一時的」だとみている。【佐藤貴彦】

 概算医療費の内訳は、「医科」30兆7000億円(前年度比0.4%増)、「調剤」7兆5000億円(同4.8%減)など。「医科」のうち「入院」は16兆5000億円(同1.1%増)、「入院外」は14兆2000億円(同0.4%減)。「調剤」と「医科」の「入院外」が前年度を下回った。

 「医科」のうち「病院」は22兆2000億円(同0.9%増)、「診療所」は8兆6000億円(同0.9%減)だった。

 昨年度の診療報酬全体での改定率はマイナス1.31%で、とりわけ高額な薬剤の公定価格が大幅に引き下げられた。医師の技術料などの「診療報酬本体」に限ると0.49%のプラス改定だった。

 概算医療費は、医療機関などでの治療に掛かった費用全体の推計値(国民医療費)の98%程度に当たり、国民医療費よりも1年早く発表される。15年度は概算医療費が41兆5000億円、国民医療費が42兆3644億円だった。

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