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北朝鮮ですったもんだ 国連安保理、メンバー間の埋められない格差 拒否権「ある組」「ない組」

9/17(日) 7:00配信

withnews

 第2次世界大戦の反省を踏まえ、「国際の平和と安全の維持」のために作られたのが、国際連合=国連。安全保障理事会は、その中でも最も重要な組織のひとつで、ここで国際平和への脅威だと判断すれば、武力行使も含めた介入が可能になります。しかし、同じ加盟国の間でも、安保理のメンバーには「埋められない格差」があります。(朝日新聞政治部専門記者・藤田直央)

【動画で超解説】<1分でわかる!>国連メンバー国の「埋められない格差」 拒否権「ある組」「ない組」

常任理事国はずっと理事国

 常任理事国5カ国と非常任理事国10カ国がメンバーです。常任理事国はずっと理事国であり続ける国々で、アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国。第2次大戦の主要戦勝国です。

 これに対し、非常任理事国は地域ごとに選ばれ、2年で交代します。日本は国連加盟国で最多の選出11回を誇り、現在も来年1月までの任期を務めています。

非常任理事国の間にある「大きな差」

 ただ、常任理事国と非常任理事国の間には、大きな差があります。

 安保理が何かを決めるときは15カ国のうち9カ国の賛成が必要ですが、この中にはすべての常任理事国が含まれる必要があります。常任理事国が1つでも反対すれば決められないという、常任理事国が「拒否権」を持つ仕組みになっています。

 実際、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射した時、経済制裁をするための決議を米国が求めても中国やロシアが反対し、常任理事国の足並みがそろわずに決議ができなかったケースがありました。

最終更新:9/17(日) 13:38
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