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なでしこジャパン期待のDF北川ひかる 20歳が語る東京五輪&理想のSB像

9/16(土) 11:04配信

東スポWeb

【アスリート 美ューティー TALK】2011年のドイツ女子W杯優勝から6年。世界の頂点に立ったなでしこジャパンは大きな転換期を迎えている。実力と美しさを兼ね備えた女性選手に迫る好評連載「アスリート 美ューティー TALK」は今回、なでしこジャパンのDF北川ひかる(20=浦和)に注目。3年後の東京五輪で主力を担うことが期待される若き左サイドバック(SB)はサッカー漬けの日々の中で、大目標に向けて何を思うのか――。

 ――なでしこジャパンの高倉麻子監督(49)にはU-16女子日本代表の時から指導を受けている

 北川:育成年代のときはよく怒られました。監督なんですけど、コミュニケーションを取りやすくて、自分が悩んでいる時も話を聞いてくれますし、みんな平等に見てくれる方だと思います。でも厳しいときは厳しくてメリハリがありますね。

 ――2020年には東京五輪も控えている

 北川:東京五輪まで3年しかないということを考えながら生活をしています。今取り組んでいることで、すぐに変われるものではないし、時間はかかりますけど、そこは我慢して地道にやっていこうと思っています。

 ――個人的な取り組みとは

 北川:(3月に右足第3中足骨骨折の)ケガをして(6月に)復帰してからJISS(国立スポーツ科学センター)で筋トレを教えてもらっています。以前から自分なりにやっていましたが、世界との差をしっかり数値化して強くなろうと。自主練習ではステップ、アジリティー(敏しょう性)の強化を意識してやるようにしています。

 ――やはりフィジカル強化は課題

 北川:(7月24日~8月5日の)米国遠征でも日本はフィジカルが弱いと感じました。自分は日本の中でも弱い方なので危機感はあります。自分自身のプレーがよくなかったのは、フィジカルの弱さや相手のスピードに対応できなかったから。強い体をつくらないといけないと思っています。

 ――理想とするサッカー選手は

 北川:選手それぞれに特長があるので難しいですけど、(ブラジル代表DF)マルセロ(29=レアル・マドリード)の映像はよく見ます。すごく楽しそうにプレーしているのが印象的。SBでそんなプレーをするんだと思ったり、何かを起こす、起こしてくれるプレーが魅力的です。守備も強いので参考にすることは多いですね。

 ――なでしこジャパンはドイツ女子W杯優勝など華々しい活躍をしてきた

 北川:すごいと思いました。ポゼッションなど強みをしっかり出せたから勝てたと思います。でも、ほかの国に分析されて、海外もポゼッションサッカーをするようになってきたところで、どうしたら勝てるか考えていかないと。自分たちはスピードとフィジカルが世界から見たら低いので、まだまだですね。

 ――オフの過ごし方は

 北川:休みの日でも無意識に持っているサッカーノートを開いてしまっている時もありますし、ボールを蹴ってますね。それに自分の試合だったり、男子の日本代表の試合だったり、海外の試合の映像もよく見ます。正直、9割サッカーのことを考えていますね(笑い)。

【今季は骨折の苦しいスタート】

 北川の今季は苦しいスタートだった。なでしこジャパン初招集となった3月のアルガルベカップ(ポルトガル)で右足第3中足骨骨折。全治3か月と診断され、なでしこリーグ開幕(3月26日)から戦列を離れてしまった。

 その後、6月25日のなでしこリーグカップ1次リーグAS埼玉戦で復帰。なでしこジャパンの米国遠征メンバーにも選ばれ、千葉との同カップ決勝に途中出場したが、準優勝に終わった。8月中旬から再開されたリーグ戦では3勝1敗と好調で3位に浮上。チームの主力として逆転Vを狙う。

【プロフィル】きたがわ・ひかる 1997年5月10日生まれ、石川県出身。保育園でのサッカー教室をきっかけに競技を始め、中学から親元を離れてJFAアカデミー福島入り。高3時の2015年4月に浦和の特別指定選手となり、卒業後正式入団。年代別代表では主力として活躍し、14年のU-17女子W杯(コスタリカ)では優勝を経験。16年のU-20女子W杯は3位。なでしこジャパンには3月のアルガルベカップで初招集。164センチ、52キロ。

最終更新:9/16(土) 11:04
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