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配光測定設備を共同開発 県工業技術研と静岡のメーカー

9/16(土) 7:45配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 中小企業の自動車用ヘッドランプなどの部品開発支援のため、県工業技術研究所(静岡市葵区)は配光測定設備の機構部を地元メーカーと共同開発した。発光ダイオード(LED)をはじめ光を幅広い範囲で測定するニーズに合わせ、従来機に比べてランプ回転台の機能を拡張するなど、利便性を高めた。同研究所内の暗室に導入した。

 自動車の大手ヘッドランプメーカーの工場が立地する本県には、関連部品の製造企業が集積している。LEDランプへの切り替えやレーザーなど次世代光源の研究開発が進行する中、「地域企業が新しい技術にいち早く対応し、静岡発のランプ関連の開発に役立ててほしい」(豊田敏裕機械科上席研究員)と測定や性能評価需要の高まりを見据えた。

 光測定機器メーカーのマルマツビューロー(静岡市駿河区)と組んで開発した機構部は、ヘッドランプの回転台とモーター部で構成し、縦2・5メートル、横1・25メートル、高さ1・5メートルの大きさ。斜め上下方向の光を計測する際の台の可動角度を大幅に拡充したほか、デザイン性に配慮して大型化したヘッドランプにも対応できるようにした。

 暗室では点灯したランプが放つ光を、25メートル先のセンサーで測定し、明るさや強さ、色などを調べる。地方の公設試験機関で自動車ランプの測定に関連した一連の設備の導入事例は非常に珍しいといい、7月の本格稼働後、ランプ部品製造企業や製品を評価したいメーカーなど、全国から活用希望があるという。

静岡新聞社

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