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英はテロ情報をつかんでいたのか 同盟国情報を明かした米大統領

9/16(土) 17:17配信

J-CASTニュース

 2017年9月15日(英現地時間)に発生した英国ロンドンのパーソンズ・グリーン駅で起きた地下鉄の爆発事件についてのトランプ米大統領のツイートが波紋を広げている。

 このツイートで、トランプ氏が英国の治安情報を漏らしたとも取れる内容を書き込んだことから、関係者から反発の声が上がっているのだ。

■「ロンドン警視庁は奴らに目をつけていた」

 ロンドンで起きた地下鉄の爆発事件について、トランプ米大統領は15日にツイッターで、

  「負け犬のテロリストによって、ロンドンで再び攻撃が起きた。奴らは病的で狂っている。ロンドン警視庁は奴らに目をつけていた。事前に対策を講じなくてはならない!」

と、ロンドン警視庁が事前に情報を掴んでいたと書き込んだ。

 今回の事件を含めると、英国では、17年だけでテロが少なくとも5件起きているが、このうちマンチェスターのコンサート会場で起きた5月22日のテロ事件では米メディアに容疑者の名前がリークされ、これを受けて、英当局は米国との捜査協力のための情報交換を停止するなどした過去もある。

英首相「推測が役立つとは考えられない」

 英国メディアによると、このツイートに、英国のメイ首相は報道陣に対して、

  「現在捜査中のことについて推測を行うことが役立つとは考えられない」

と苦言を呈した。ロンドン警視庁も「あらゆる推測は役に立たないものだ」と同様に、トランプ氏の言動に反発を示している。

 さらに、テレサ・メイ首相の共同首席補佐官だったニック・ティモシー氏はツイッターで、

  「真実かどうかはともかく、彼は知りもしないことを言っているのだと私は思う。同盟国であり、情報活動の仲間である人間として、これはあまりにも無益なことだ」

と批判している。

 ロンドン警視庁の15日21時時点の発表によると、今回の事故によるけが人は29人。また同日、今回の事故を受けて英政府はテロ警戒レベルを最高度の「危機的」にまで引き上げた。

最終更新:9/16(土) 17:17
J-CASTニュース