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田中将大が日米通算150勝 伝説はまだまだこれから

9/16(土) 12:13配信

東スポWeb

【ニューヨーク15日(日本時間16日)発】ヤンキース・田中将大投手(28)が、前日のホームでのオリオールズ戦に先発し今季12勝目(11敗)を挙げ、日米通算では史上最速となる150勝目を達成した。通算278試合目の到達はスタルヒン、藤本英雄に次ぐ3番目で日本球界のレジェンドに迫る速さ。田中伝説はまだまだ終わらない。

 この日の田中は登板翌日とあって、グラウンドでの練習は行わずノースロー調整で終えた。次回登板は未定だが、この時期はプレーオフを見越した先発ローテーションの再編も絡んでくる。毎年のことだが、登板間隔の変更に対応した調整も必要になってくる。

 日米通算150勝となった前日の登板は、田中の“原点”が存分に発揮された内容だった。高校時代、田中の名を世に知らしめることになったスライダーだ。鋭く変化するおよそ139キロの高速と「ちょっと遅めでドロンとした感じで曲げる」130キロ弱の低速。「(打者の)バランスを崩せたらいいなと。もちろん、投げ分けていたのもあるが『自分がどう曲げたいか』ですよね」という気持ちが生んだ球速差で、オリオールズの強力打線を翻弄した。

 ピンチは4回、先頭の3番スコープに一発を浴び、さらにヒットと味方の失策で無死一、二塁としたが、デービスを150キロの直球を見せてから内角へ、続くトランボには3球連続のスライダーで2者連続で空振り三振。最少失点で切り抜けた。結局、田中はソロ2発を食らったものの、7回2失点でお役御免。節目の勝利を手にした。

 試合後「自分がこの世界で入ったときは、そんな遠いことは全然考えもしなかった。ここまで一つ一つ積み重ねてくることができてすごくうれしい気持ちと、また自分の選手生活のなかで携わってくださった方々に本当に感謝したいです」と田中。ジラルディ監督も「この若さでこの勝利数は素晴らしい記録だ」とたたえたが、地元メディアの反応は意外にも控えめだった。

 ニューヨーク・ポスト紙(電子版)が「田中は自分が150勝できるとは夢にも思っていなかった」の見出しで扱ったが、この日は若き主砲ジャッジとサンチェスのスター2人にアベック本塁打が飛び出すなど打線が爆発。さらに13日(同14日)のレイズ戦でセットアッパーのベタンセスが、2/3イニングで降板を告げられたことで批判めいたコメントを発したりと、ニュースが盛りだくさんだったことが影響したようだ。

 200勝の金字塔も見えてきたが「見えてないです。とりあえず151勝目です。次」と、感慨にふけることなく前を向いた背番号19。まだまだ勝ち続ける。

最終更新:9/16(土) 12:13
東スポWeb

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