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村田とマギーのG三塁手問題が再燃も 同時起用でチームはV字回復したが

9/16(土) 12:13配信

東スポWeb

 巨人の「三塁手問題」が再燃しそうだ。3位浮上を果たしたチームの原動力となっているのが、勝負強い打撃で現在リーグ打率トップに立つケーシー・マギー内野手(34)。不安視された二塁守備をそつなくこなし“ライバル”村田修一内野手(36)との同時起用が実現した。ただ来季となると話はまた別。球団が描く構想と、両者の決断が注目されている。

 一時は借金11を抱えたチームのV字回復は、マギーの活躍なくして実現しなかった。きっかけは「2番・二塁」での起用決断だ。二塁・マギー、三塁・村田の“超攻撃的布陣”を敷いた7月12日のヤクルト戦以降、チームは28勝17敗3分けと持ち直し、借金完済に成功。CS出場圏内に浮上した。

 その間、マギーは恐怖の2番打者として以前に増して打ちまくり、15日現在、打率は3割2分1厘でリーグ首位。16本塁打、72打点もチーム内ではトップだ。同時期に1番に座った陽岱鋼と並んで出塁率が高く、坂本―阿部―村田のクリーンアップでかえす得点パターンができた。

 懸念された二塁守備でも、ベンチの期待を超える頑張りを見せている。由伸監督も当初は「(毎試合は)もたないでしょ」と半信半疑だったが、疲労や負担をものともせず、コンバート後は全試合にスタメン出場。首脳陣は「ケーシーには頭が上がらない」と最敬礼だ。

 一方、開幕はマギーに三塁を譲った村田も「自分のポジション」である定位置に収まってから、存在感を示している。打撃成績ではマギーに劣るものの、要所で勝利に貢献。堅実な守備は36歳となった今も健在だ。

 では、来季こそ開幕から「二塁・マギー、三塁・村田」の布陣でスタートするのかといえば、雲行きは異なる。球団フロントは「マギーはあくまで三塁手。契約は単年だが、来年も絶対に残す方針だ。二塁は今年出遅れたドラ1の吉川尚や、山本ら若手に改めて競わせることになるだろう。その構想下で、村田がどういう決断を下すか。そこに注目している」と話す。

 2度目のFA権を保持している村田は、減俸をのまされた昨オフも権利を行使せず、単年契約を結んだ。ただ、村田の性格を知る周囲は「たとえ分が悪くても、三塁レギュラーの座をかけて、マギーにもう一度、真っ向勝負を挑むんじゃないか。きっと本人は今でも負けているとは思っていませんから」と話す。

 だが村田にとって、開幕スタメン落ちを始め、ベンチを温めた日々はなによりの屈辱だったはず。「マギー残留を見越し、出場機会を求めて移籍の道を探っても不思議ではない」とみる関係者も多い。

 現在はCS進出と下克上達成を目指すチームのエンジンとしてフル回転しているマギーと村田だが…。季節は秋。決断の時は近づいている。

最終更新:9/16(土) 12:13
東スポWeb