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<プロ野球>ソフトバンク柳田「野球の神様っているんだな」

9/16(土) 23:14配信

毎日新聞

 ○ソフトバンク7-3西武●(16日・メットライフ)

 これまでの沈黙は、大一番のために力を蓄えていた、ということなのか。四回1死一塁。ソフトバンクの柳田がバットを豪快に振り上げた。「打てる気はしなかったけど野球の神様っているんだなと思った」。高々と舞い上がった打球が左翼席に飛び込む逆転の30号2ラン。16試合、遠ざかっていたアーチで優勝への重圧も軽やかに吹き飛ばした。

 勢いに乗った打線は五回には集中打を見せる。先頭打者が安打で出ると、犠打で送り、今宮からデスパイネまで4連打で4点を奪った。今季のソフトバンクの強さだった「つなぐ意識」を見せた。七回以降は、工藤監督が「一人ではなく全員がMVP」と評する救援陣の必勝リレー。モイネロ、岩崎とつなぎ、最後はサファテが締めた。7度、宙を舞った工藤監督は「このことだけを思って一年間、やってきた」と声を詰まらせた。

 昨年、11.5ゲーム差をひっくり返され、屈辱とともに消えたリーグ3連覇。「敗戦」が決まった直後、工藤監督は選手を集めて「正直、悔しい」と思いを吐露した。「悪くなった雰囲気をどうするか。考えていたつもりが選手の気持ちを取り戻せなかった」。今季は「1」をスローガンに取り込み、再び頂点に立つために結束を浸透させた。

 工藤監督も勝つための戦いを貫いた。就任当初は試合序盤でのバントを敬遠したが、今季は手堅く送った。七回以降になると、迷わずに「勝利の方程式」をつぎ込む。今月1日に優勝マジックが点灯してからわずか1敗。ノンストップでの悲願成就に「選手が僕が課した厳しい練習を本当に何も言わずに乗り越えてくれた。このお陰だと思う」と指揮官。工藤ホークスが常勝の道を歩み始めた。【角田直哉】

最終更新:9/16(土) 23:49
毎日新聞

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