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ロンドン地下鉄テロ 18歳男を逮捕 関与容疑で

9/16(土) 20:11配信

産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】英ロンドンの地下鉄車両内で起きた爆弾テロで、ロンドン警視庁は15日夜、記者会見し、「地下鉄内に手製の爆弾を仕掛けた容疑者たちを追跡中だ」と述べた。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は同日、系列ニュースサイトを通じ、事実上の犯行声明を出した。英政府はこの日、「さらなるテロが差し迫っている」として、テロ警戒度を5段階の最高レベルに当たる「危機的」へ1段階引き上げた。軍が治安維持のため警察を支援する。

 警視庁は、ウィンブルドン始発で市内中心部に向かった地下鉄車両内に爆弾を置いた人物が爆発当時、車両内にいたかどうかについては言及を避け、逃走したとみられる容疑者のほかに支援者など複数犯による犯行の可能性を示唆した。監視カメラの映像や爆発物の分析を元に、英情報局保安部(MI5)と連携して容疑者の割り出しと追跡に全力を挙げている。負傷者は29人に増えたが、重傷者はいない。

 また、車両内で発見された手製の爆弾にあった起爆装置が作動しなかったことが判明。作動していれば多数の死傷者が出ていた可能性が指摘されている。

 ISは声明で「(IS)兵士が爆発物を地下鉄内で起爆させ、十字軍約30人を負傷させた」としている。しかし、欧州各地でテロが発生する度にISは同様の声明を出しながら、IS共鳴者による犯行だったケースは少なくない。警察当局もISが犯行声明を出すのは「常(じょう)套(とう)手段」としており、実際にISが関与したかどうかは不明だ。

 英国がテロ警戒度を最高レベルに引き上げたのは、5月に中部マンチェスターのコンサート会場で起きた自爆テロ以来。

最終更新:9/16(土) 20:11
産経新聞