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我が子との腕相撲、最後にしたのはいつ?

2017/9/16(土) 20:20配信

投信1

2年近く冷たい関係が続く塾講師と中3男子が腕相撲

都内にある塾の教室、予想もしない言葉がもれました。言葉の主は、中3男子。女性講師に向けられたものです。

「ごめん、もっと強いかと思ったんだ」

人には好き嫌いがつきものです。塾の先生と生徒の間であっても同じです。女性講師によれば、この中3男子が敵意をあらわにするようになって、かれこれ2年近くになるとのことです。

挨拶をしても、無視。何か言えば、むきになって反論する。少しでもミスをすれば、口汚くあげつらう。こんな状態が続いていたそうです。

最初のころはご機嫌をとることもあったようですが、すべて逆効果。宥めれば宥めるほどにらみ返してくる始末なので、反抗的な行動があっても女性講師は見て見ぬふりを決め込むことにしてしまったようです。

そんな2人が、腕相撲をすることになりました。

完全敗北のあとに、待っていたもの

春休み明けのある日、休み時間に生徒たちと腕相撲をしていたときです。小学生を相手に連勝していた女性講師の前に現れたのが、中3男子でした。負けて悔しがる小学生たちが、助っ人として連れてきたようです。

日ごろのいきさつがあるので断ると思っていました。ところが小学生たちの無邪気な要請を拒絶できなかったのか、中3男子は上着を脱ぎ、机の上にV字型にした腕をのせ、対戦のポーズをとっていました。女性講師は応じるしかありませんでした。

勝敗は、一瞬で決まりです。女性講師は反撃の瞬間さえないうちに、ねじ伏せられました。同時に体勢を大きく崩し、床にころがり落ちていました。軽い貧血を起こしていたようで、教室内がゆがんで見えるなかで聞こえてきたのが、冒頭の発言です。

その日以来、女性講師と中3男子とのわだかまりは消え、和気あいあいとした関係が続いています。めでたし、めでたし……。

なぁんてわけにはいっていません。ただ、あいさつをしたときには、無言ではあっても目で合図をするようになり、いたたまれなくなるほどまでの反抗的態度はなくなっているそうです。

自分が強いことを確認した以上、力を主張する必要がなくなったというわけでしょうか。

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最終更新:2017/9/16(土) 20:20
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