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シュワの目にも涙… 弱さをさらけ出した重厚な演技で脱“マッチョ俳優”!

9/16(土) 7:10配信

dmenu映画

2003年から7年間にわたり米・カリフォルニア州知事を務め、近年は政治家としても活動していたシュワちゃんこと、アーノルド・シュワルツェネッガー。2011年に任期を終え、再び俳優として精力的に活動しているシュワちゃんですが、やはり、『ターミネーター』シリーズや『コマンドー』(1985)ほか、数々のアクション映画で見せた、肉体派俳優としてのイメージが今でも強く残っています。

そんなアクションスターとして、世界中の人々から愛されるシュワちゃんですが、肝心の演技の方はというと、出身地のオーストリア訛りの発音が災いしてか、“演技派”とは程遠い評価に……。しかし9月16日(土)より公開される『アフターマス』では、そんなマッチョなイメージを覆す、重厚で地に足の着いた演技で魅せてくれています。

事故で家族を亡くした寡黙な男でイメージを一新!

『アフターマス』は2002年にドイツ南部で実際に起こった航空事故「ユーバリンゲン空中衝突事故」をベースにつむがれた悲劇の人間ドラマ。管制塔での人的ミスの経緯や、事故で被害を被った人々の悲劇をつぶさに描いた本作で、シュワちゃんは事故により、妻と妊娠中だった娘を失った男・ローマンを演じています。

これまでも『コラテラル・ダメージ』(2002年)や『エンド・オブ・デイズ』(1999年)などで家族を失った役を演じてきたシュワちゃん。しかしそれらの作品で演じたのは、悲しみを怒りのパワーへと変え、悪の根源へ徒手空拳で立ち向かう――というアドレナリン全開のマッチョな役柄でした。しかし本作で演じたローマンは、白髭をあごに蓄え、いくぶん年齢も感じさせる寡黙な男。これまで演じてきた快活なヒーロー的役回りとは一味違うんです!

孤独な男の悲しみを、言葉を発せずに体現!

ローマンは腕の立つ建築系の現場監督で、同僚からも慕われている穏やかな男性です。空港でも淡々と事故を伝える担当者の言葉に、動揺を示しつつも、大げさに取り乱したりはしません。その一方で、航空会社の職員すら、いなくなった夜の空港で一人、肩を落としてトボトボと歩いていく横顔の哀しさ……。帰ろうとして車に乗り込んだものの、発車する気力もなく、大きな体を丸めて、下を向く切ない表情には、シュワちゃんのこれまでの快活な面影は微塵もありません。

シュワちゃんは全編を通じて、多くを語らないローマンの苦しい心の内を、ギュギュっと真ん中に寄せた眉毛で表現。愛する家族の突然の死に、打ちひしがれた男の心情を、セリフに頼ることなく、顔や体の演技のみで見事に表しています。元々は世界最高峰のボディビル大会「ミスター・オリンピア」で何度も優勝経験を持つボディ・ビルダーのシュワちゃん。御年70歳を迎えて衰えたその体も、役に説得力を与えているんです。

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最終更新:9/16(土) 7:10
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