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《ブラジル》コロニア ・ピニャール 「びわ祭り」に最多来場者=村民団結で工夫を凝らし=年々盛り上がって5回目

9/16(土) 5:26配信

ニッケイ新聞

 
 ブラジルで生産されるびわの50%近くを占め、「びわの里」として知られるサンパウロ州サンミゲル・アルカンジョ市で、コロニア・ピニャール文化体育協会(貴田孝平会長)が主催する『第5回びわ祭り』が2、3の両日、同会館施設で開催された。会員家族およそ200人が汗を拭い総出で準備にあたった同祭は、2日間とも晴天に恵まれ、過去最多となるおよそ2千人が来場し、旬を迎えるびわを堪能した。

 
 2日午後6時から開始された式典で、貴田会長は「会員の皆様、村民の皆様による協力のお陰で、第5回目びわ祭りを開催できた」と謝意を滲ませ、「多くの住民や村民の方に来て頂き、一日を楽しく過ごしてほしい。今後も、びわ祭りが村の行事として大きく育ってくれれば」と期待を込めた。

 式典では、金兼文好祭典委員長のほか、パウロ・ヒカルド・ダ・シウバ同市市長、エジソン・ジリボニサンパウロ州議、森エリオ援協理事らが出席し、祝辞が寄せられた。

 二日間の開催期間中、地元生産された果実が販売されたほか、日本食の出店が立ち並び、主要舞台では様々な演目が披露され、会場を沸かした。
 なかでも一番の目玉となったのが、地元産びわやデコポン、アテモイアの販売。2日間で併せて3千箱が販売され、デコポンのジャムなど趣向を凝らした高品質な加工品も盛況を博していた。

 また出店では、ラーメン、たこ焼き、手巻き、餃子、焼き蕎麦など人気の日本食に列を成した。来場客の8割以上が近隣に住んでいるブラジル人と見られ、日本食も呼び込み役となり、地域に根ざした祭りとして定着しつつあるよう。

 そのほか、二日目には近隣の農場をトラクターで巡る観光ツアーが人気を博したほか、主要舞台では歌謡ショーやよさこいソーラン、地元の和太鼓チーム「飛翔太鼓」等による種々の演目で会場を魅了していた。

 同祭を終え、貴田会長は「『一年に一度村民が一丸となって協力してやるのもいいのでは』と始まった。当初は、暗中模索だったが、委員会を毎年立上げ、やる内容も板に付いてきた」と振り返り、「無事に終えることが出来たのも、皆さんの協力あってこそ」と感謝を滲ませた。

 「回を重ねるごとに来場者も増えてきた。今年は過去最多だった」と喜びを見せ、「祭りの趣旨を見失わず、今後も村一丸となってやっていきたい」と意気込んだ。

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最終更新:9/16(土) 5:26
ニッケイ新聞

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