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高層ビル街でドローン運用実証 工学院大、新宿でビル壁面の損傷調査

9/16(土) 17:02配信

日刊工業新聞電子版

■VRゴーグルも活用

 工学院大学と損保ジャパン日本興亜、SOMPOリスケアマネジメント(東京都新宿区)は、飛行ロボット(ドローン)を使いビル外壁の損傷状況を把握する実験を同大新宿キャンパス(同)で行った(写真)。大地震などの災害発生時に都市部での情報収集や滞留者を誘導する方法を探るプロジェクトの一環。今後も実験を続け、被災地での迅速な対応方法を構築する。

 実験には、中国DJI製のドローン複数台を使用。普段は自動車事故調査で利用しているドローンシステムを転用した。新宿キャンパスの中層棟の壁面の状況を2時間ほどかけて調査した。

 高層ビル街でのドローン運用のため、まず通信が正しく行えるか、強風による支障がないかを確認。その後、VR(仮想現実)ゴーグルなども使い壁面の状況を調査した。高画質のカメラを搭載したドローンによる撮影で傷やタイルのはがれなどがあるかも点検した。

 関係者によると、外壁の種類の違うビルで5、6件の実験を続け、課題を解決後に事業化するという。損保ジャパンなど3者は、災害に強い都市環境を構築するプロジェクト「チーム・新宿」に参画している。