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ルノー、パワーユニット交換の見返りに大胆要求。レッドブルに”リカルド放出”を打診していた?!

9/16(土) 8:01配信

motorsport.com 日本版

 マクラーレンとトロロッソが、来季使用するパワーユニット(PU)を交換するという複雑なジグソーパズルのような結末を可能にしたのは、ルノーがトロロッソからマクラーレンへとPU供給を切り替えるという決断を下したことだった。

【写真】シンガポールGP初日、コースレコードを更新する走りを見せたリカルド。来年のドライバー以上の注目候補だ

 ルノーは来季、ニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトを務めるドライバーを探し求めていた。そしてルノーは今回の一件を、トロロッソがホンダにPUを切り替えるのと引き換えに、レッドブルのドライバーをひとり獲得できる良い機会だと考えたのだ。

 最終的に、必要ならばレッドブルは1年後に彼を”買い戻す”ことができるという条件で、カルロス・サインツJr.をトロロッソから放出することに同意したが、ルノーが交渉の中でターゲットにしたのは彼だけではなかったようだ。

 複数の情報源によれば、PU交換の議論が行き詰まったある段階で、ルノーはダニエル・リカルドの獲得を打診したという。

 リカルドはレッドブルとの契約が2018年末で切れるため、今後のドライバー市場におけるキーパーソンだと考えられている。

 しかし、もちろんレッドブルはリカルドの実力を十分に評価しており、放出に合意することはなかった。最終的に、ルノーはリカルドの”ヘッドハント”を諦め、サインツの獲得に舵を切ったという。

 ルノーは可能な限り早いタイミング、つまりマレーシアGPからサインツを乗せようとしていた。トロロッソにとっては、日本のスーパーフォーミュラに参戦しているピエール・ガスリーがいるため、少なくとも今季中の代役ドライバーについては問題ない状況だったのだ。

 しかし、現在ルノーのシートに座っているジョリオン・パーマーは今季末までの契約を有していると主張しており、彼とチームの間で妥協案に合意しパーマーがシートを譲らない限り、サインツのシーズン中のルノー移籍という道は開かれないだろう。

 パーマーは木曜日、将来の状況とマレーシア以降のシート喪失に対する見込みを語り「僕には契約がある。あと7レース乗る」と語っていた。

 結局マクラーレン・ルノー、トロロッソ・ホンダというPU交換の正式発表は、シンガポールGPのフリー走行1回目終了後に一斉に発信された。ルノーのリリースによれば、サインツのルノー加入は2018年からになる模様。これでPUに関連する一連の”騒動”はひと段落することとなった。

Jonathan Noble