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マクラーレン「ル・マン参戦OK」の条件もつけ、アロンソと残留交渉中

9/16(土) 23:50配信

motorsport.com 日本版

 マクラーレンは、フェルナンド・アロンソが来年のル・マン24時間レースに出るのなら、どのチームで走っても問題ないと話していると語る。

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 フェルナンド・アロンソは、世界三大レースに数えられるF1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間のいわゆる”三冠”を制することを夢見ている。そのため今年はすでに制しているモナコGPを欠場し、インディ500に参戦した。

 来年もモナコGPを欠場してインディ500に参戦する可能性は低いとみられるが、ル・マン24時間はF1と日程が被らない予定であり、アロンソにとっては出走する絶好のチャンスとなっている。

 アロンソがマクラーレンとの契約を延長した場合でも、ル・マン24時間レースに参戦することに反対しないと、マクラーレンのエクゼクティブ・ディレクターであるザク・ブラウンは語る。しかも、その時に加入するチームについても、一切制限を加えないという。

「マクラーレンにとって、2018年にル・マンに参戦するのは早すぎると思う」

 ブラウンは以前から、マクラーレンをスポーツカーレースに復帰させる可能性を示唆してきた。しかし、それが来年になることはないという。

「我々はF1チームを軌道に乗せることに、全力を尽くしている」

「しかし、我々はそれ(ル・マン)について話をしている。そしてもし彼に何かやりたいことがあるのであれば、適切な状況で、我々はそれを許可するだろう」

 F1での見通しが悪化するような危険性がなければ、アロンソのル・マン参戦について、マクラーレンがゴーサインを下す可能性は高そうだ。

「彼のF1でのプログラムを、妥協することはできない」

 そうブラウンは語った。

アロンソとの交渉は継続中

 ブラウンは金曜日の夜、シンガポールでアロンソと夕食を共にするなどして、新しい契約を締結するための交渉を続けているという。そしてブラウンは、交渉は正しい方向に進んでいると語ると共に、引き続き高いサラリーを支払っていくつもりだと語る。

「フェルナンドとの交渉は、非常に良いところまで行っている」

 そうブラウンは語った。

「昨夜、夕食を共にした。彼は全体的に、チームの方向性に満足している。そして彼は、このスポーツで最も高給を取るドライバーのひとりだ。もし我々と契約をするなら、彼は最も高いギャラを受け取るドライバーのひとりであり続けるだろう」

 ホンダからの資金が投入されなくなった今、アロンソの給料を引き下げる必要があるのではないかと尋ねられたブラウンは、次のように語った。

「必ずしもそうではない。大物には、大きな資金をかけるべきだ」

 アロンソは過去数年、年間4000万ドル(約44億円)の報酬を受け取っていたと考えられている。これがマクラーレンにとって現実的なモノなのかどうかを尋ねられたブラウンは、次のように説明した。

「勝つことを強く望む株主たちがいる。彼らはそうするための委任と資金を託した。だから、我々は勝つために必要なことをする」

「財務の面について対処するため、協力し合う。そして、我々は最終的には必要とする資金の手配をするだろう」

「エリック(ブーリエ)は十分な予算を持っているし、設備投資にもさらに費やす。彼がそれを要求するなら、資金を引き出すようにする。我々はレースについて妥協するつもりはない」

Jonathan Noble