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民進党・笠、後藤氏が離党届提出 有権者は複雑、「新勢力結集を」「逃げ出した」

9/16(土) 8:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 民進党衆院議員の笠浩史氏(52)=9区=と後藤祐一氏(48)=16区=が15日、そろって離党届を提出した。地元有権者からは「所属政党ではなく個人の政治活動を評価している」「新たな勢力結集を」と理解する声がある一方、「逃げ出すように見える」「党にとどまり政権交代を目指すべきだ」と批判の声も。党県連代表を務め、県内組織で中心的役割を担ってきた2人の決断に複雑な思いをのぞかせた。

 笠氏の地元、川崎市麻生区でボランティア活動に取り組む男性(75)は「8月にイベントで会った時、代表選の見通しを聞いたが『盛り上がらない』と話し、人ごとのような印象を受けた。今思うと離党を考えていたのかと思う」と振り返った。

 駅前で頻繁に街頭演説し、地域の小さなイベントにもこまめに足を運んでいたことに親しみを感じてきた。「誠実な人柄は評価している。民進党が沈み込んでいる今だからこそ、離党が新たな保守勢力結集につながるのなら賛成する」とエールを送った。

 後藤氏の地元厚木市に住む無職男性(65)も「初当選以来、党公認ということよりは個人を応援してきたので動揺はない。求心力を失った民進党が分裂するのは、時間の問題と思ったからだろう」と離党に理解を示した。

 一方、民進党による政権交代に期待してきた有権者からは、厳しい声が上がった。

 笠氏が初当選したときから支持してきた川崎市多摩区の会社社長の男性(58)は「低空飛行の民進党から、落下傘で逃げ出すように見えてしまう。民進党では次の選挙に勝てそうもないという理由ならば信頼を裏切られた気持ちだ」と言い切る。

 バブル崩壊後の冬の時代、歯を食いしばって生きてきた自らの経験を重ねて思う。「自民党に対抗できる野党の結集という流れには賛成するが、いまは民進党にとどまり政権交代を目指すのが政治家として正しい選択ではないか」

 厚木市内に住む主婦(58)は後藤氏の離党について「当選3回となり、最近は国会審議のテレビ中継でよく見るようになって、党で存在感を示してきたのに」と話し、残念がった。

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