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チビチリガマ損壊:「肝試し」と容疑少年ら 警察、政治的動機「全くない」

9/16(土) 13:10配信

沖縄タイムス

 72年前の沖縄戦で「集団自決(強制集団死)」が起き、85人が犠牲になった読谷村波平のチビチリガマが荒らされ、本島中部に住む少年4人が器物損壊容疑で逮捕された事件で、一部の少年がガマへ入った理由を「肝試し」とし、10日の夜明け後に現場を訪れたと供述していることが16日、分かった。政治的な動機の有無について嘉手納署は「現在のところ全くない」としている。「肝試し」が器物損壊の行為につながった経緯を慎重に調べている。

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 同署によると、逮捕された4人はバイクで現場を訪れ、棒などを使って損壊行為に及んだと供述。4人以外に少年数人が現場に居合わせ、犯行を制止したとの供述もある。

 被害報道のあった13日以降に、「チビチリガマを荒らした少年がいる」との情報提供を端緒に少年を特定した。

 少年らがチビチリガマの歴史的背景について認識があったかどうかは分かっていない。

 同署によると、4人は友人関係で「やったことは間違いありません」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は5日正午ごろから12日午前11時ごろまでの間、チビチリガマの看板2枚や額1枚、千羽鶴4束を損壊した疑い。

 壕の中にある瓶や陶器などの損壊については遺族会が近く被害届を提出する予定。

最終更新:9/17(日) 11:45
沖縄タイムス