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核のごみ「受け入れ考えていない」 白浜町長

9/16(土) 17:00配信

紀伊民報

 高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定に関連し、和歌山県白浜町の井澗誠町長は15日の町議会9月定例会で「豊かな自然環境を守り、次世代へ引き継いでいくのが我々の責務」とし、「白浜町が適地とは考えていないし、受け入れることも考えていない」と述べた。

 大規模な地震が想定される中、津波や地下の変形が否定できず、地形も複雑であることも理由に挙げた。その上で「どこかに処分地を造らないといけないという状況は事実。国が責任を持って、丁寧に時間を掛けて国民の理解が得られるような説明がなされるのだろうと思っている」と述べた。最終処分地に関し、現時点では国や電力会社から町への接触はないことも明らかにした。

 丸本安高議員(共産)が一般質問で取り上げた。

 核のごみは、原発の使用済み核燃料からウランやプルトニウムを取り出す再処理の過程で出る。政府は地下300メートルより深い岩盤に埋め、放射線量が低くなる数万年から約10万年先まで、生活環境から隔離して最終処分する方針。

 経済産業省は7月、最終処分ができる可能性がある地域を示した日本地図を公表。白浜町を含む紀南の沿岸市町は、適性を4分類したうちの最適区域に入っている。

最終更新:9/16(土) 17:00
紀伊民報