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過去最大規模の演習展開 道内全域で「北演29」-陸自北部方面隊

9/16(土) 16:24配信

苫小牧民報

 陸上自衛隊北部方面隊は16日から28日まで、2017年度総合戦闘力演習の総合訓練を道内全域で繰り広げる。今回は「北演29」と名付け、過去最大規模だった前年をさらに上回る規模で行う。道内の主な演習場や駐屯地の他、部外地を含む本道の良好な訓練環境を最大限に生かして演錬する。

 「北演29」は北部方面隊の総合戦闘力を発揮し、各種事態対処の能力向上を図ることが目的。敵の侵攻を想定した防衛として水際や内陸部での戦闘訓練などにとどまらず、災害派遣の対応なども想定している。16~28日は総合訓練で、陸自北部方面隊の全部隊が参加し、千歳や恵庭などにまたがる北海道大演習場をはじめ、上富良野、然別、矢臼別、鬼志別など各演習場、東千歳や札幌など各駐屯地、各市町村などで演習を展開する。

 これに先駆けて8月28、29両日には航空自衛隊北部航空方面隊とえりも町で、機能別訓練の協同防空訓練を実施した。また、10月4、5両日には海上自衛隊大湊地方隊と青函西沖などで対艦攻撃協同訓練を予定するなど、空自、海自との連携強化も図る。参加規模は人員約1万7000人、車両約3200両、航空機約50機、艦船2隻と過去最大規模となる。

 15日に北部方面総監部が札幌駐屯地で概要を発表。広報室報道班長の岡欣司3等陸佐が今回の特徴について「方面隊全部隊が演習部隊として参加し、各師団、各旅団司令部などは指揮所を野外に展開する。作戦基本部隊の各師団、各旅団と方面総監の直轄部隊が連携を図る。このような場を設けないとできない大掛かりな訓練。今年度は特に衛生、通信、航空、会計機能を連携して訓練する」などと説明し、「北海道は良好な訓練環境。道民の理解を得て、これだけの訓練ができる」と感謝した。

 また、北演29統裁官の田浦正人北部方面総監が談話を発表。「統合機動防衛力構築への貢献、統合運用の実効性向上を図る上でも極めて重要な演習」との認識を示した上、「より実効的な抑止と対処態勢の確立につながる。北海道の良好な訓練環境を最大限に活用し、北海道の道場化を実現する。本演習の目的を達成することで、最も強く頼もしい北部方面隊を目指す」としている。

苫小牧民報

最終更新:9/16(土) 16:24
苫小牧民報

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