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英ロンドンの地下鉄で爆発、29人負傷 テロ警戒水準は最高に

9/16(土) 10:31配信

CNN.co.jp

(CNN) 英ロンドンの地下鉄で15日、爆発が発生し、地元救急当局によると少なくとも29人が負傷した。警察はテロ事件との見方を示し、ロンドンで大規模な容疑者捜索を行っている。

今回の爆発を受け、メイ英首相は同日遅く、英国内のテロ警戒水準を5段階中で上から2番目の「深刻」から最高の「危機的」に引き上げたと発表した。「危機的」レベルはさらなる攻撃が差し迫っていると考えられることを示す。

爆発は朝の通勤ラッシュのさなかの現地時間午前8時20分ごろ、パーソンズグリーン駅で発生した。同駅はロンドン南西部から同市中心部へと向かう通勤路線にある。

救急当局は負傷者のうち19人を病院に搬送。残る10人は自力で病院に向かった。搬送先の病院によると、重体者はいないとみられている。地元当局によれば、負傷の大半は爆発によるやけどとみられるという。

ロンドン警視庁のマーク・ロウリー警視監は今回の爆発について、即席の爆発装置1台により引き起こされたものとの見方を示した。

捜査状況について報告を受けた英治安筋はCNNに、爆発装置にタイマーが取り付けられているのが見つかったと説明。はるかに大規模な被害を起こす狙いだったのは明確だとする一方、捜査はまだ初期段階だと注意を促した。

メイ氏は、交通網や市街で武装警察が増員され、さらなる市民保護に当たることになると言及。「我々が直面するテロの脅威は厳しいものだが、一丸となって協力することでこれに打ち勝つことができるだろう」と述べた。

過激派組織「イラク・シリア・ イスラム国(ISIS)」がメディア部門のアマク通信を通じ、爆発への関与を主張した。同組織の要員が攻撃を実行したとしている。関与を裏付ける証拠は提示しなかった。

ロウリー警視監は、ISISが実際に関与したかどうかにかかわらず、この種の攻撃で犯行声明を出すのは「慣例」となっていると指摘した。

現時点で逮捕者は出ていない。数百人の捜査員が英情報局保安部(MI5)の支援を受けながら捜査に当たっている。

最終更新:9/16(土) 10:34
CNN.co.jp