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臓器移植のチラシ図案ネット投票 同志社大生ら企画

9/17(日) 9:40配信

京都新聞

 脳死となった場合に備えて臓器移植の可否を意思表示しておく大切さを訴えるチラシ作りに、同志社大の学生たちが取り組んでいる。現在、候補を8作品に絞り込み、親しみやすいデザインを選んでもらう「インターネット投票」を実施中。結果を基に2作を選び、京都府が10月から配布するチラシに採用される。重要だが避けられがちな問題に、学生は「アイドルの総選挙みたいな気分で投票して」と、カジュアルな形で投げかけている。
 現行の臓器移植法では、脳死や心臓死の後の臓器移植の可否について、本人が意思表示カードなどで明確に示していなければ、家族が判断する。そのため必ずしも本人の意思が尊重されない可能性が残る。
 同大商学部の瓜生原葉子准教授ゼミでは、臓器移植の意思表示の普及をテーマに活動を続けている。今回は府の依頼を受け、3年生20人が企画。3~7月に何度も話し合って、デザインを絞り込んだ。
 8作品は、和服姿の学生がモデルを務めた写真をあしらったり、かわいらしいイラストを描いたりした絵柄となっている。さらに各チラシ案には「育ててくれた両親に、届かなくなる前に、意思表示という手紙を。」「京都人なら意思表示」など趣向を凝らしたメッセージが書かれている。京都人の誇りに訴えつつ、若い世代に向けた明るく温かいイメージに仕上げた。
 投票は、学生たちが運営する「MUSUBU2017」プロジェクトのウェブサイトからできる。気軽に参加できるよう投票システムも工夫。1日1回の限定で、1人で何回も投票できる「アイドル総選挙仕様」となっている。投票期間は9月30日まで。
 企画した奥田亜衣子さん(20)は「移植したい人もしたくない人も、大切な家族と話し合うきっかけにしてもらえれば」と話している。

最終更新:9/17(日) 9:40
京都新聞