ここから本文です

【ハーレー ソフテイル ローライダー 試乗】新たな歴史の始まりを感じた…青木タカオ

9/17(日) 17:00配信

レスポンス

1977年に初代が登場して以来、ハーレーダビッドソンの代表的なモデルのひとつとなっている『ローライダー』。

[関連写真]

ヘッドライトバイザー、タンクオン・デュアルメーター、プルバックハンドルバーなど、象徴的な装備を現代に受け継いできたが、2018年式ではメインフレームもエンジンも一新され、フルモデルチェンジとなった。

アメリカ・カリフォルニアにて早速テストライドしてきたが、まず見て驚くのがリアサスペンションをオーソドックスなツインショック式から、スポーツバイクでよく見られるモノショック式に変更していることだ。

ストローク量(ホイールトラベル)を大きく取れるほか、マスを集中でき、ショックユニットがストロークするときのハンドリングへの影響も少ないなどメリットは大きく、実際に乗ってみてもリアサスペンションがしなやかに動き、路面追従性を向上していることがわかる。

フロントにはインナーチューブ径49mmのデュアルベンディングバルブフォークが新たにセットされ、ハードブレーキングなどでフロントに荷重が目一杯かかったときもしっかり踏ん張るほか、シャシーの剛性も上がっていて安心して速度を上げていける。

新設計のソフテイルフレームは、エンジンをリジッドマウントすることでVツインエンジンもまた剛性メンバーとして活かし強度を高めており、より強力な「ミルウォーキーエイトエンジン」のハイパワーにも負けない車体となった。

搭載されるミルウォーキーエイトエンジンは排気量が1745ccもあり、従来のローライダーが積んでいた1690ccの「ツインカム103」より、最大トルクを19Nm(17年式=126Nm→18年式=145Nm)も向上。4バルブ化し、デュアルスパーク、ツインインジェクターを採用するなどし、パフォーマンスアップしている。

ライディングフィールでも、右手のスロットル操作に俊敏な反応を見せ、ダッシュも鼓動感もより強力になった。駆動輪が地面を蹴り飛ばすような豪快さに、乗り手は酔いしれることになる。

伝統のアイコンたちは残しつつ、車体重量を11kg減らし運動性能に優れる車体と強力なエンジンを手に入れたローライダー。スポーティさに磨きをかけ、また新しい歴史がはじまった。

■5つ星評価
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
コンフォート:★★★★
足着き:★★★★★
オススメ度:★★★★
青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。自らのモトクロスレース活動や、多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

《レスポンス 青木タカオ》

最終更新:9/17(日) 17:00
レスポンス