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「バリバリ意識」の初優勝 上原彩子が1打差でメジャー最終日へ

9/17(日) 8:13配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇海外女子メジャー◇エビアン選手権 3日目(16日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6470yd(パー71)

【画像】ダンディなおじさんたちに囲まれる宮里藍

米国女子ツアー5年目で、メジャー大会で初の最終日最終組の切符をつかんだ。首位と5打差の8位から出た上原彩子は第1ラウンドに続き、7つのバーディを奪ってボギーは2つ。「66」をマークして、通算8アンダーの単独2位に浮上した。

2つのボギーは3パット。「ショットはきのうより全然良かった」と上原は自信を見せる。「自分のスコアは数えてなかったです。きのうも7つ(バーディを)獲っていたのを知らなかったし、きょうも知らなかった」と無心のラウンド。「普段からスコアは数えないですね。あ、でもあすは最終日だから数えますよ!」と無邪気に笑った。

メジャーでの最終組はおろか、米女子ツアーでの優勝もない。「緊張はすると思うけど、楽しんでプレーしたい」と上原は言う。同じ沖縄出身の宮里藍の引退試合で、自身のツアー初優勝となれば、これ以上ない巡り合わせだ。「せっかくこの位置にいるので(優勝は)バリバリ意識しますよ」と笑った。

そんな笑顔が涙に変わったのは、ラウンド後に開催された「ロレックス・アニカ・メジャーアワード」でのこと。宮里が特別表彰されるパーティに、上原はゴルフウェアのままで駆け込んだ。本当はドレスも用意していたが、ホールアウトが遅くなり、着替える時間がなかった。人混みのなかに出番を待つ宮里を見つけると、2人はしっかりと抱き合った。上原のほおをポロポロと涙が伝っていた。

2011年、宮里がこの地で大会2勝目を挙げたとき、上原は17位に入り、宮里をウォーターシャワーで祝福している。今度は逆に自分が祝福される番?「そうだったら“超”ストーリーができますよね?頑張ります!」。イメージは鮮明だ。(フランス・エビアン/今岡涼太)