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松岡昌宏 「時代劇をなくしたくない」 次世代を担う覚悟とは

9/17(日) 11:00配信

デイリースポーツ

 TOKIOの松岡昌宏(40)が、25日に放送されるTBSの時代劇「名奉行! 遠山の金四郎」(後8・00)で遠山金四郎を演じる。これまで、杉良太郎(73)や高橋英樹(73)、故松方弘樹さんらそうそうたる面々が演じてきた金さん。このほど取材に応じた松岡は、諸先輩に思いをはせ「時代劇を絶やさないために僕らが頑張らなければいけない」と決意を語った。松岡が語った時代劇の次世代を背負う覚悟とは。

 子どもの頃から時代劇に親しんできた松岡にとって「時代劇はファンタジー」なのだという。「本当に作り物なんです。リアリティーというよりもむしろ、絶対にこんなことを(当時)していない。でも非現実だから色々なことをやっていいし、そこが魅力だと思う」と力説した。地上波のゴールデンから時代劇が消え、時代劇離れが叫ばれる昨今。「時代劇離れと言われるが、時代劇は変わっていない。世の中の風潮が変わっただけ」と言い切った。

 松岡は16歳の時、松方さん主演の「大忠臣蔵」で時代劇デビューした。2007年からは事務所の先輩・東山紀之(50)が主役を務める「必殺仕事人」シリーズにも出演しており、時代劇を牽引する“次世代の顔”の一人。当然、その自負も持ち合わせている。「今、時代劇が地上波から少なくなっているけど、だからこうやってチャンスをいただけたときに皆さんに見ていただける事が大事。やたらめったに『時代劇をやろう』と言ってもモノは動きませんので」と力を込めた。

 松岡はアイドルとしても活躍し、歴代の金さんに比べて年齢も若いという。若い世代への時代劇の浸透にも自信を見せる。「若い人にとっては、僕の金さんがオリジナル。こういうものもあるんだと思っていただけたら。僕自身も時代劇をなくしたくないと考える一人ですから」と力強く話した。

 同ドラマはゴールデン帯で3時間放送される。TBSで3時間の時代劇を放送するのは2003年以来となる。同局関係者も「これを機に、地上波に時代劇を復活させたい」と話し、「視聴率を取って次に繋げたい」とシリーズ化も見据えている。「若い世代にもこれを機に時代劇に興味を持って欲しい」と視聴者の裾のを広げたいと意欲を見せた。

 松岡は、松方さんら先輩が築き上げてきた遺産を参考にしつつ、得意の料理シーンを採り入れたり、若いキャストで今までとは違った作品になっていると胸を張った。所作も時代に合わせたものにしているという。

 取材を通じて強く感じたのは、これまで時代劇になじみのなかった世代へのアピールだ。時代劇の次世代を担う“顔”としての自負を会見では随所ににじませた。松岡の思いが作品にどう表れるのか。松岡版金さんが温故知新で時代劇の復権を目指す。(デイリースポーツ・石井剣太郎)