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高額な犬・猫の医療費、もしもの備えペット保険 どう選べばいい?

9/17(日) 14:30配信

sippo

高齢化で医療費も高額に

 人間とは違い、獣医療は自由診療。犬と猫の平均寿命が14歳を超え、高齢化も進む。
医療費がかさむとき、頼りになるのがペット保険。多様化する商品の中から、どれを選べばいいのか。

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「ペット保険に入ってよかった」と話すのは、12歳のイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルを飼っている東京都に住む女性(52)だ。

 前に飼っていた犬ががんにかかり、病気が発覚してから亡くなるまでのわずか半年ほどの間に、ベンツ1台が買えるくらいの医療費を支払った。診療費が高い動物病院だったこともあるが、検査や投薬で一度に5万円以上、お金が出ていくこともあったという。

「その恐怖感から今の子は5歳になったとき、医療費の70%まで支払われるペット保険を契約しました。今のところ、大病はしていませんが、3週間に1回受けている皮膚病対策の薬浴などに適用されているので、元は取れています」

 いまやペットも長寿の時代。犬の平均寿命が14歳を超え、猫が14~15歳まで延びている。それに合わせて病気やケガの医療費も増加。2014年のデータでは年間で猫は4万9875円、犬は8万912円になっている(アニコム損害保険調べ)。

 そうした医療費を補償するペット保険はどういうものなのだろう。ファイナンシャルプランナーでFPユニオンLabo代表取締役の宮越肇さんはこう説明する。

「ペット保険は、医療費をカバーするので生命保険のように見えますが、損害保険の一つ。車や家と同じく、ペットは被保険者の所有物という扱いなんです」

見直しやすい1年更新

 ペット保険は、病気やケガを損害と考えて作られている。そのため、ほとんどの商品が1年契約。人間の生命保険のように、死亡時にペットの生命に保険金が支払われることはなく、補償対象になるのは入院や手術、通院だ。

「ペット保険には大きく分けて、損保会社が運営しているものと、少額短期保険会社が運営しているものがあります」(宮越さん)

 損保会社と少額短期保険会社の大きな違いは、破綻したときの補償の対応と保険料の額だ。損害保険契約者保護機構に加入している損保会社であれば、一定の条件で保険金が補償される。少額短期保険会社には、破綻時の補償はないが、保証金の供託制度はある。

「とはいえ、ペット保険の補償期間は多くが1年更新の掛け捨て。支払う保険料や受け取る保険金もそう高くはありません。加入前に経営状況は調べたほうがいいですが、万が一、破綻したとしても、人間の生命保険のようなダメージは受けないと思います」(宮越さん)

 それよりも、ペットが抱えるリスクと補償額、保険料のバランスで考えたほうがいいと宮越さんは話す。そこで、損保会社のアニコム損害保険、少額短期保険会社のペットメディカルサポートに、それぞれの商品の特徴を聞いてみた。

「商品には保険の対象となる診療費の70%、または50%を限度の範囲内でお支払いする二つのタイプがあります」(アニコム損保経営企画部課長の塩澤みきさん)

「ふぁみりぃ50%プラン」は、支払い割合が診療費の50%。限度額は通院と入院では1日あたり最高1万円まで、手術は1回あたり最高10万円まで。1年間に利用できる日数は、通院と入院がそれぞれで20日まで、手術は2回まで利用できる。支払い割合が70%になるプランもある。

「新規契約の対象年齢は、保険契約が始まる日で7歳11カ月までですが、継続契約は原則として一生、続けることができます」(塩澤さん)

 保険料は猫は1種類だけだが、犬は犬種によって五つのクラスに分けられている。たとえば、1歳で50%プランに加入した場合、チワワは月払いで2340円だが、ドーベルマンでは3630円になる。

「犬種によってかかりやすい病気のリスクが異なります。アニコムは体の大きさだけでなくリスクに基づき、保険料を決めているので、犬種で差が出るのです」

 アニコムならではのメリットもある。アニコムの保険に対応している病院であれば、窓口に「どうぶつ健康保険証」を提示するだけで保険金の請求が完了する。他の損保会社や少額短期保険会社では、動物病院の領収書を保険会社に送る必要がある。受理されてから指定口座に保険金が振り込まれる仕組みだ。

 一方、少額短期保険会社のペットメディカルサポートの商品「PS保険」の場合、特徴的なのは、保険料が安いこと。1歳のチワワの保険料は月額1500円で済む。

「我が社は、販売はインターネットが基本で、対面販売の代理店制度は採用していません。また、本社も東京のみで、人件費やオフィス代などの経費がかからないようにしています。それが、保険料の安さにつながっているのです」(ペットメディカルサポート取締役の猪又司さん)

 動物病院の領収書をペットメディカルサポートに送付し、保険金を請求する手続きは必要だが、補償内容は損保会社と肩を並べる。通院の補償は1日あたり1万円まで、限度日数は年20日、入院は1日あたり2万円までで限度日数は年30日まで、手術での限度額は1回あたり10万円で異なる手術2回まで請求ができる。

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最終更新:9/17(日) 14:30
sippo