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パウリーニョのゴールがバルサを救う

9/17(日) 2:58配信

ムンドデポルティーボ日本語公式

 コリセウム・アルフォンソ・ペレスで行われたリーガ第4節。序盤にある程度苦しむことを予想していたバルサは、ガク(柴崎)のゴールでヘタフェに先制点を許してしまう。しかし、後半デニス・スアレスが同点ゴールを決めると、終了間際にパウリーニョが追加点を挙げ、1-2の逆転勝利を収めた。

 この試合でも、エルネスト・バルベルデ監督は4-3-3を使用。ユベントス戦からの変更は、ネルソン・セメドに代わってセルジ・ロベルトにチャンスを与えただけで、その他の変更は行われていない。左サイドバック、ジョルディ・アルバの前にデンベレを置いたのも同じだった。

 25分、そのデンベレはボールを追いかけたあとに足を痛めてしまう。フランス人ストライカーはプレーを続けることができず、ジェラール・デウロフェウと交代。試合はこのあとから動き始めた。31分、ショートコーナーから逆サイドにボールが振られると、イニエスタがエリア内にクロスを送る。ユムティティのヘディングは相手キーパーの正面だったが、バルサがこの試合で最初に迎えたビッグチャンスだった。

 バルサが攻勢の手を強めるのと同時に、ヘタフェには守備の時間が増え始める。しかし、コリセウムの観客は不安に怯えることなく、チームにより大きな声援を送り続けた。すると前半終了直前、空中に高く上がったリバウンドを、エリア外から走りこんだガクがボレーで合わせる。ボールは素晴らしい放物線を描くと、テア・シュテーゲンを越えてネットに突き刺さった。この日本人のゴールは、今節のベストゴールのひとつになるだろう。

 リードを許したバルサは、まるで幽霊を見たかのような表情をしていた。しかしハロウィンはまだ先だ。バルベルデの選手たちは、すぐに気持ちを切り替えると、試合を振り出しに戻そうとさらに攻め始める。しかし、46分にメッシが放ったフリーキックは、ビセンテ・グアイタの好セーブに阻まれてしまった。
 
 ハーフタイム終了後、イニエスタはロッカールームに留まり、代わりにデニス・スアレスがピッチに入る。この交代の成功が証明されたのは62分。セルジ・ロベルトがエリア内に侵入すると、中央に折り返したボールをデニス・スアレスが決めた。逆サイドを突いた良いシュートだったが、グアイタをニアに引き付けたセルジ・ロベルトの溜めも素晴らしかった。

 このゴールを境に、ヘタフェの選手たちは自陣に封印された。繰り返し寄せてくるバルサの波。ヘタフェは最後の最後でしのぎ続ける。しかし、ただ一方的に守っていたわけではなく、カウンターから2度のチャンスを作ってテア・シュテーゲンを驚かせた。

 ヘタフェが2度のチャンスを生み出す直前、バルベルデ監督は最後のカードを切る。ウォームアップさせていたアンドレ・ゴメスとパウリーニョのうち、指揮官はブラジル代表ミッドフィルダーを指名した。そして、この選択もまた正しかったことが証明される。

 84分、ボールを前線に運んでいたメッシは、中央に走りこむパウリーニョと、その前方のスペースを見つける。背番号10からのパスを受けとったブラジル代表は、相手ディフェンダーのチャージに耐えながらエリア内に進み、、右に流れながらも強いシュートを決めた。

 パウリーニョにとってバルサでの初ゴールである。ミッドフィルダーは、すぐに祝福に駆け付けたチームメイトに囲まれた。その環境の変化から、移籍を疑う声もあったが、ここヘタフェではチームに勝利を与えた存在である。これでバルサはリーガ開幕から無傷の4連勝。明日エスタディオ・アノエタで戦うレアル・マドリードとの勝ち点差は7になった。

執筆者:Ferran Martinez

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