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大喜利のお題は事前に知っておきたい?元芸人が語る本音

9/17(日) 5:03配信

ニッポン放送

元芸人で映画パーソナリティのコトブキツカサが、芸人やタレントにとっての「予習すること」について語った。

映画の仕事を始める前には、お笑い芸人をしていたコトブキ。当時は、たくさんお笑いイベントやライブに出演。そうした現場では、大抵“大喜利コーナー”があり、何度となく参加してきたという。

一言に「大喜利」と言っても、完全にその場でお題を知らされる“ガチ”なものから、ネタの方向性だけ教えてもらえるもの、事前に内容をすべて確認できるものまで、やり方はさまざまだったという。しかし、多くの芸人の間では「大喜利の準備をするのはカッコ悪いこと。その場で出たモノで勝負するべき」という空気があったと当時を振り返る。

実際、コトブキ自身もスタッフに内容を確認するか聞かれた場合は、「現場の雰囲気でやります」と回答していたという。その結果、「初めて見たお題に対して、とっさに良い回答はなかなか出てこない。大事な本番でスベってしまうので、みんな落ち込みながら帰っていった」と語るが、「それでも、事前にお題は聞きたくない」という芸人が多かったと語る。

このことについては「その場で瞬時に面白いことを言う」という芸人のプライドもありつつ、もう一つ理由が。それは、「事前にお題を聞いていたにも関わらず、本番で、良い答えを用意できなかったと周りに思われたくない」という気持ちだという。

「とっさに聞いたお題なのだから、スベってもしょうがない」という余地を残す“保険”の意味で、「お題を聞かない芸人は、かなり多かったと思う」と本音を語った。

そんな中、南海キャンディーズ・山里の話題に。彼は仕事があまりない頃、一つの現場が決まるとマネージャー経由で必ず台本を取り寄せてもらい、数日前から何度もシミュレーションを行っていたという。「もし、こういう展開になったら、自分はこう言えるかもしれない」、「こういう展開なら、自分が言えるフレーズはいくつあるか」など、あらゆる場面を想定して徹底的に“予習”してから番組に挑んでいたと語る。

そうした努力を続けていった結果、的確なコメント力、独特な言葉のチョイス、番組の意図をくみ取った動きなどが、各番組スタッフから認められていき、着実に仕事が増加。レギュラー15本を越える超売れっ子になっていると分析する。

また、ラジオ界の一線で活躍し続ける伊集院光も、「ラジオのネタを自分から準備する人」と解説。かつては、1週間のうち半分を休日にしており、その数日間で、ラジオで話す話題を探したり、自分からイベントを計画したり、能動的にネタ探しを行っていたという。

「ラジオ界のキングが、喋るネタを探し続けているんだから、自分が予習なしの本番勝負だけでなんとかなるわけがない。」と、日々、自分が話す仕事では、準備すること、予習することを心掛けていると断言。

しかし、“予習してきた雰囲気”が出すぎてしまうのはマイナスにもなると語る。とある番組では、エンディングに、その日のゲストの生きざま・仕事観を問う展開があり、コトブキは「出演が決定する前から、自分ならどう答えるか」を考えていたという。その後、実際に番組出演が実現。最後にMCからいつもの質問が。

「何度も何度も考えてきたので、自分の答えは悪くなかったはず。MCもスタッフにも良かった。しかし、用意した答えでは、“そこそこ”の結果で終わってしまうことも多い。その後、共演していたアイドルが、何も考えずに言った一言が、自分を遥かに超える爆笑を取り、自分の用意していった回答は、一気に吹き飛んでしまった。どれだけ準備しても、天才が放つ一言には、かなわない」と語った。

ニッポン放送

最終更新:9/17(日) 5:03
ニッポン放送