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ホークス・サファテ初胴上げ 苦言も辞さず51S 抑え助っ人初MVPへ

9/17(日) 11:05配信

西日本スポーツ

■監督の次に5度舞う

 工藤監督の次に5度宙を舞った事実が、守護神の存在感の大きさを示していた。193センチ、102キロの巨体がナインの手で上がる。「胴上げされたのは初めて。予想していなかったからうれしかったよ!」。“胴上げ投手”のサファテが満面に笑みを浮かべた。

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 セーブがつかない6点リードの9回に登板し、力みすぎたのか3安打2失点。6月18日の広島戦以来の今季ワースト失点だ。「今までで一番、取られても悔しくない2点。最後は三つのアウトを取れてよかった」。2死二塁で代打メヒアを三ゴロに打ち取ると両手を天に突き上げた。ウイニングボールは「このチームの基礎をつくった」と尊敬する王会長に手渡した。

 連続試合セーブはリーグ史上最多タイの17で止まり、防御率は0・87から1・14へ。ただ、この歓喜は何にも勝る。「昨年の借りを返せてよかった」。昨季は2011年の来日以後ワーストの7敗。日本ハムに優勝をさらわれ「自分の負け数がなければ優勝できていたかもしれない」と自責の念を強くした。

 悔しさを晴らすための一年は、外国人投手初で史上最年長での通算200セーブやプロ野球新記録のシーズン51セーブと記録ラッシュ。さらに先発、中継ぎを含めた投手陣全体の精神的支柱にもなった。存在感が高まる中で、延長12回にサヨナラ被弾した8月1日のオリックス戦直後には「先発が早く降板するとわれわれにツケが回る。何かを感じてほしい」と口にした。

 この発言について「それまでの数試合、先発が途中で降板することも多く、中継ぎは3、4連投していた。いろんな感情が出た。先発投手を信頼していないわけではない」と説明する。わだかまりは一切ない。その後、試合展開から感情的になってブルペンを離れた投手をなだめて冷静さを取り戻させたこともあった。

 チームが一丸になれるように注力した剛腕は3年連続セーブ王を確定。外国人の抑え投手では初のシーズンMVPが見えてきた。

西日本スポーツ

最終更新:9/17(日) 11:05
西日本スポーツ

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