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赤ちゃんと一緒 沖縄・北谷町のママ議員初登庁 出産で「細かい課題見えた」

9/17(日) 7:00配信

沖縄タイムス

 【北谷】出産のため議会を休んでいた北谷町議の宮里歩さん(38)が9月定例会が開会した12日、生後3カ月の赤ちゃんを連れ初めて登庁した。宮里さんは「子どもを産んで、より具体的に課題が見えてきた」と本格的な議員活動の再開に意欲を燃やす。町議会も「若い世代の政治参加に必要」として、子育てしやすい環境づくりを進めたい考えだ。

 同日の本会議は午前10時から午後5時半頃まで。この間、5月に生まれたばかりの長女たらちゃんは同じフロアの議員控室に。ファミリーサポートの女性が世話をし、宮里さんは1時間ごとの休憩などを使い授乳しに戻った。「近くにいるので安心感があった」とホッとしたように笑みを浮かべる。

 宮里さんの出産を理由にした議会の欠席届は3月末から7月上旬まで。だが、議員に出産後の育休はない。保育所はまだ決まらず、夫も仕事がある。9月定例会は子ども連れでの出勤となった。

 町議会も子育てを後押し。議員控室の赤ちゃんの利用に全員が賛成した。田場健儀議長は「若い人がどんどん議員になって意見を出してもらいたい。男性も含め、育児の環境を整えることが必要だ」と話す。

 議会に復帰した宮里さんは早速、「認可保育所を増やし待機児童をなくすよう努力してほしい」と町当局に子育てと仕事が両立できる環境整備を訴えた。自身も「子どもの側にいたい気持ちと、住民の負託を受けている以上100%の力で仕事をしたい葛藤がある」と打ち明ける。それだけに妊娠した国会議員に対するバッシングには心が痛んだという。「出産してから細かい課題が見えるようになった。男性がもっと子育てに参画するようになれば社会全体が変わってくると思う」と期待した。

最終更新:9/17(日) 7:00
沖縄タイムス