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就労支援施設が初の大賞受賞 JIDアワード 沖縄市「楓葉の会 椛」

2017/9/17(日) 5:05配信

沖縄タイムス

 沖縄市池原の就労支援施設「楓葉(ふうよう)の会 椛(もみじ)-MOMIJI-」(島粒希(りゅうき)施設長)の建物が、優れたデザインの建造物に贈られる「JID AWARD2017」(主催・日本インテリアデザイナー協会)の大賞を受賞した。同協会によると、今年は京都府の「エルメス祗園店」など計136点がエントリー。就労支援施設が大賞を取るのは全国初。22日に東京都で授賞式がある。

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 「JID AWARD」は1994年から開催。有名なデザイナーや建築士が審査員を務め、現地視察や建物のコンセプト、デザイン性を総合評価。建築界では有名なコンテストだ。

 大賞に選ばれた施設は今年4月にオープン。18~64歳の知的障がい者約20人が生活介護を受け、木工などの就労支援プログラムを受講したりしている。

 島施設長によると、建物のテーマは「地域社会と障がい・福祉とを結ぶ空間」。地域の住民や子どもたちと利用者が交流し、福祉を理解できるよう「開かれた空間造り」を心がけた。

 宜野湾市の建築士、一之瀬暁洋さん(35)がデザインした。一之瀬さんは「障がい者が落ち着きながら、温かさを肌で感じられるよう木材を使った」と説明。天井を7・4メートルの高い吹き抜けにし、壁はガラス張りで太陽の光を最大に取り入れるよう工夫した。階段横には滑り台を付けるなどユニークな設計も評価された。

 島施設長は「受賞は就労支援の励みになる。今後は利用者が帰った後、地域の子どもたちの居場所として提供したい」と語った。

最終更新:2017/9/17(日) 5:05
沖縄タイムス