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曹洞宗大本山の歴史伝え 金沢で總持寺の至宝展始まる

9/17(日) 0:52配信

北國新聞社

 石川県立歴史博物館の特別展「禅の心とかたち―總(そう)持寺(じじ)の至宝―」(本社特別協力)は16日、金沢市の同館で開幕した。輪島市門前町にある總持寺祖院(そいん)が、かつて曹洞宗(そうとうしゅう)大本山總持寺として全国に教線を拡大した歴史を伝える木像や掛け軸、古文書など約180点が並び、来場者がさまざまな史料に見入った。

 總持寺は1321(元亨元)年、門前町で設けられ、全国に1万6千カ寺の末寺を持つ大寺院となった。1898(明治31)年の大火で大半の伽藍(がらん)が焼失して横浜市に移り、跡地に總持寺祖院が再興された。

 会場には国重要文化財5点をはじめとした貴重な品が展示され、總持寺へ多大な寄進をした加賀藩祖前田利家と妻まつの掛け軸や、總持寺が能登守護畠山義元へブドウの絵を贈ったことに対する義元からの礼状などが来場者を引き付けた。

 利家の掛け軸は1964(昭和39)年に旧県美術館で開催された展示会に、總持寺から出展されて以来、県内では53年ぶりの公開となった。總持寺宝蔵館「嫡(てき)々庵(てきあん)」の岩橋春樹館長による記念講演会も開かれた。

 特別展は、前期が10月11日まで、後期が11月5日までとなる。

北國新聞社

最終更新:9/17(日) 0:52
北國新聞社

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