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中国人観光客の「大声の会話」いったい何で盛り上がっているの?「まず出身地、次に…」中華料理店主に聞く

9/27(水) 7:00配信

withnews

 日本の中華料理店で盛り上がっている中国人のお客さんたち。いったい何を話しているのでしょう? 日本人グループに比べると声も大きく「元気」な人が多い印象です。来日30年、新宿で中華料理店を営むジンさんは「中国人が盛り上がってしまうのは理由があるんです」と語ります。中華料理店から見た日本と中国について聞きました。

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ふるさとの味を日本でも提供したい

 北京出身のジン・イさんは、1987年に来日しました。宅急便の配達員や飲食店の皿洗いなど、様々な職業を経験したジンさん。ふるさとの味を日本でも提供したいと思い立ち、2017年4月、新宿に「老北京火鍋 蠍子王」を開店しました。「羊蠍子(ヤンシェズ)火鍋料理」のお店は日本初だそうです。

 お店の看板メニューは羊の背骨を使った火鍋です。店名の「羊蠍子」は、蠍(サソリ)の形に似ていると言われる羊の背骨の名前からつけました。

 羊蠍子の火鍋は北京料理の一つで、満州族やモンゴル族から伝わったと言われています。

中国人のお客さんの話題は「出身地」から

 お店には、日本人も中国人も来ます。ジンさんは、二つの国民には、はっきりとした特徴があると言います。

 まず、にぎやかさ。「中国人のお客さんは大きな声を出す人が多いですね。お店の人間ともよく話します」

 たしかに、飲食店などで盛り上がる中国人のグループはよく見ます。そのなかに、初対面でも互いに声をかけ合うことがあります。

 「出身地から会話が始まることが多いですね。中国が広いので、出身地が同じか近い場合、『同郷』として話しが弾みます。遠く離れると、自分の知らない気候や風習、名産品などを話すことで、話題が尽きません…」

 「初対面でもいい関係になれますよ。この前、誕生日を祝った客が隣の席へケーキを裾分けました。小さい子どもがいると、子どもを可愛がって盛り上がりました。この間、隣席の全く知らなかった客同士が、意気投合し、一緒にお酒を飲んでいましたよ」

「買い物」で盛り上がる訪日観光客

 訪日観光客と日本に住んでいる中国人とでも会話が違ってくるそうです。

 「観光客は買い物のことや日本の物価、日本の不動産などで、話が盛り上がることが多いです。日本に住んでいる中国人は仕事を話すことが多いです」

 そもそも、中国人のお客さんは、なぜ、レストランで声が大きくなるのでしょう?

 ジンさんは「そもそも中国人が賑やか好きということが理由だと思います。中国は国が広く、とくに北のほうが朗らかで、お酒が入るとどんどん声が高くなる傾向がある」と話します。 

 「中国では食事は楽しいことだと考え、みんなで一緒に食事することが基本です。注文したおかずをみんなで分かち合うのが一般的ですので、味への評判など、自然に会話も増えるのでしょう」。

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最終更新:9/27(水) 11:21
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