ここから本文です

2035年、日本人の半分が独身に!? 未婚化が進む理由とは

9/22(金) 18:30配信

TOKYO FM+

文筆家の古谷経衡がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「TIME LINE」。
8月22日(火)の放送では、「ストーリー」のコーナーに「超ソロ社会『独身大国・日本』の衝撃」の筆者である荒川和久さんが出演。“2035年、日本人の半分が独身に。「超ソロ社会」の到来”をテーマにトークしました。その内容を2回にわたってお届けします。前編の今回は、独身者が増える現状と、その理由について。

◆増え続ける独身者、その実態は?

国立社会保障・人口問題研究所によると、2035年には生涯未婚率が男性30%、女性20%になると推計されています。
この推計をもとに荒川さんは、20年後人口の半分が独身生活者になると指摘しています。これは独身・未婚者だけではなく、離別や死別者を含む、15歳以上の全人口に占める独身者数です。その現状は……。

荒川さんの著書「超ソロ社会『独身大国・日本』の衝撃」の中に、世界各国の単独世帯(一人暮らし)率を比較したデータが掲載されています。日本では、2010年の段階で一般世帯に占める割合は32.4%。イギリスやドイツといった世界の主要国とそんなに差はありません。しかし、現実は「世帯の絶対数で言うと日本は世界で3位なんです」と荒川さん。
そして、その中には離別や死別による独身の高齢者が多く、2015年の国勢調査では60歳以上の独身者数は1,000万人以上。20年後はもっと増えていくそうです。

現在社会でも高齢者の孤独死などが問題になっており、独身の高齢者が増える未来を古谷が懸念すると、「ひとつ考えなくてはいけないのは、結婚して家族を持てば孤立しなくなると思いがちですが、たとえ結婚しても将来一緒に死ぬわけではありません。(夫と妻)どちらかが先に亡くなるということは、結婚してもいつかはソロに戻る。ソロで生きるということを各自が考えておかないといけない」と荒川さんは指摘します。

一方で、若い世代の未婚率の高さが大きな問題に。なぜ結婚をしないのか、荒川さんは「女性と男性でちょっとニュアンスが違っていまして、低年収の男性と高年収の女性の未婚率が高いんです」と言います。
低年収の男性はまだしも、高年収の女性が結婚しないことに釈然としない古谷に対し、荒川さんは女性が経済的に自立して結婚をする必要性がなくなり、さらには「自分で生きていける。もっと言えば結婚するのであれば自分より高い年収を持っている人となると、選択肢が狭まるわけですよね」とその理由を語ります。
女性の活躍も著しく、格差婚も叫ばれる昨今。「もはや旦那が必要なくなる……」と古谷がポツリとつぶやくと、「本来、低年収の男性と高年収の女性がマッチングされればめでたしなんですけどね……」と荒川さんは話していました。

◆失われつつある“お見合い文化”

また、荒川さんの著書にもありますが、1954年以前はお見合い結婚が6割だったところ、2000年代以降は6%と激変。これも未婚率が高くなっている要因と古谷は指摘します。それに加え荒川さんは職場結婚が減っていることも大きいと言います。
というのも、職場結婚というシステム自体、荒川さん曰く「ある種の社会的お見合いシステム」で、そういったお見合い文化が失われつつあることが未婚率に関係しているようです。

さらには、男性はそもそも受け身だと荒川さん。「所詮、男はお膳立てがないと結婚すらできないものだと思ったほうがいい。職場結婚もある意味では会社がお膳立てをしてくれていた。そういったことがないと男は狩りもできない生き物なんです」と言います。
そして、女性は女性で受け身であるとも。とはいえ、どちらかと言えば最近は女性のほうが積極的に告白する人が増えている、という現状を古谷が話すと、「今は女性が動かないと結婚できないという方向になっていますね」と荒川さんも頷いていました。

(TOKYO FM「TIME LINE」2017年8月22日放送より)

最終更新:9/25(月) 14:07
TOKYO FM+