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「自転車のまち」前橋中心街 356人が疾走 クリテリウムとシンポジウム

9/24(日) 6:00配信

上毛新聞

 群馬県の前橋市街地を舞台にした自転車レース、まえばしクリテリウム(実行委員会主催)が23日開かれた。県内外からプロ、アマ選手計356人が出場。最高時速70キロにもなる迫力あるレースを繰り広げ、沿道に詰め掛けた観客を魅了した。自転車利用を広げるためのシンポジウムも開催。24日に開かれる赤城山ヒルクライム大会と合わせ、前橋は2日間にわたり自転車ファンの熱気に包まれる。

 選手は県庁前通りの交差点と利根川に架かる中央大橋を結ぶ1周3.5キロのコースを周回、激しい順位争いを展開した。プロ部門(14周)は大阪を拠点とするチームに所属する吉田隼人選手が1時間4分10秒で優勝。「声援が力になった」と笑顔を見せた。

◎片山右京さん、安田大サーカス・団長安田さんら 自転車教育の充実語る

 市が主催したシンポジウムには元F1ドライバーで自転車選手としても活躍する片山右京さん、お笑いトリオ「安田大サーカス」の団長安田さんら7人が登壇。自転車を利用しやすい環境づくりや子どもへの自転車教育の充実について議論した。

 片山さんは「自動車が自動運転を目指す中でも、自転車が役立つ存在になっていくことが大切」と強調した。団長安田さんは自転車で赤城山を登った経験を踏まえ、「撮影ポイントに自撮り用のカメラ台を設置してほしい」と要望した。

 NPO法人自転車活用推進研究会(東京)の小林成基理事長は、日本では歩行者や自転車と比べ自動車の通行が優先されすぎていると指摘。「一人一人の意識を変えなければいけない」と訴えた。

 クリテリウムの吉田さん以外の各部門優勝者は次の通り(敬称略)。
▽小学校低学年 今井皓瑛
▽同高学年 中嶋壱成
▽中学生 河内桜雪
▽チャレンジ男子 石川久洋
▽同女子 土屋ひさぎ
▽チャンピオン男子 羽生哲裕
▽E1 八幡光哉

◎テロ防止へ自転車隊出動 前橋署

 多くの人が集まるイベントでのテロ防止のため、群馬県警前橋署(前原哲也署長)は23日、自転車部隊を編成し、前橋市内で開かれた自転車大会や音楽イベントの会場周辺をパトロールした。

 そろいのヘルメットを着け、クロスバイクに乗った制服姿の署員6人が市街地を舞台とした自転車大会、まえばしクリテリウムに出動、不審者や不審物に目を光らせた。

 同署は「海外では無防備な市民を無差別に襲うテロが頻発している。自転車の機動性を生かして警戒することで、安心してイベントを楽しめるようにしたい」と話した。

 同市で24日に開かれるまえばし赤城山ヒルクライム大会や、30日に行われるトライアスロン大会にも出動する。

最終更新:9/24(日) 6:00
上毛新聞