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【MLB】自らナチョスを“お届け”!? 客席ダイブで接触したファンに選手が粋な計らい

9/27(水) 7:30配信

Full-Count

選手と接触して食べものをぶちまけたファン、哀愁たっぷりに呆然と立ち尽くすも…

 最悪の夜が最高の夜に? 25日(日本時間26日)のセントルイスでのカージナルス-カブス戦で、スタンドにダイブした選手と接触したファンが、衝撃で手に持っていた「ナチョス」をすべてグラウンドに落としてしまうという悲劇に見舞われた。しかし、その後、この男性には粋な計らいが…。

【動画】客席へ激しくダイブでファンのナチョスが台無しも…ラッセルが自らデリバリー

 悲しい出来事は、カブスが5-0とリードして迎えた2回、カージナルスの攻撃中に起こった。1死走者なしでジョーコが三塁ファールゾーンへとフライを打ち上げると、カブス遊撃のラッセルが猛然と打球を追った。最後は客席へ激しくダイブ。わずかに届かなかったものの、ハッスルプレーに敵地も沸いた。

 だが、同時に悲劇が起きていた。ラッセルが飛び込んだ際、ボールの行方を目で追い、立ち上がっていた最前列の男性ファンに足が接触。ファンは片手で持っていた「ナチョス」をグラウンドにぶちまけてしまった。「ナチョス」とは、トルティーヤチップスにチーズやサルサソースなどをかけたテクス・メクス料理。メジャーリーグではどの球場でも売られている観戦の“お供”だ。

 グラウンドに落ちたナチョスを見て、哀愁たっぷりに呆然と立ち尽くす男性ファン。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では、この場面について「もし自分のシートが一、三塁側にあったら、いかなる時も食べ物を守らないといけない。ファウルボールで空しか見ていない選手が自分のほうに突っ込んできたら、特にだ」と指摘している。

ラッセルが粋な計らい「普段はやらないんだけど、状況が状況だったからね」

 ところが、最低の夜はその後、最高の夜に変わった。「それから2球後、ジェド・ジョーコがホームランを放つと、ガダーマスさんに新しいナチョスのプレートがプレゼントされたのだ」。記事では、カージナルスの“気遣い”によって、ファンが新たな「ナチョス」をゲットしたことをレポート。そして、更なるサプライズがあった。

「しかし、それだけでは終わらず、イニング間の攻守交替でラッセルがガダーマスさんを訪ね、記念写真を撮ったのだ」

 ラッセルはベンチからナチョスのプレートを持って登場。この男性ファンの元に駆け寄り、手渡すと、さらにスマートフォンでの記念撮影にまで応じた。

 男性ファンは「ナチョマン」のアカウントでツイッターに写真を投稿。そして、「カージナルス、ローデッド・ナチョスをありがとう。カブス、プレーン・ナチョスをありがとう。ありがとう、カブス&カージナルス。一生忘れられない」と感謝の思いを綴った。 「ナチョマン」はこの試合、6回にグラウンダーで飛んできたファウルボールもゲットし、近くに座っていた少年のファンに譲るなど“大活躍”だった。

 記事によると、ラッセルは試合後に「彼には素晴らしいゲームだった。何球かファウルも取ってたし、素晴らしいナイターだったね」とコメント。「フライが上がった瞬間捕れると思ったんだけど、フェンスがどこかわからなかったんだ。ベン(ゾブリスト)も近くにいなかったからね。フェンスが見えなくてぶつかったら、ナチョスまみれになってしまったってわけさ」とプレーについて振り返り、「(写真撮影は)普段はやらないんだけど、状況が状況だったからね。全身、スパイクまでナチョスまみれさ。一生に一度の経験だね」と話したという。

 さらに、「普通、ナチョスを持った人に向かっていったりしないよね」とも笑顔で振り返ったというラッセル。カージナルスは2-10で敗れ、「ナチョマン」にとっては最悪の試合になるはずだったが、ラッセルの粋な計らいで忘れられない夜になった。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:9/27(水) 7:30
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