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地元・岩手県では「イチノベパン」ブランドで有名、一野辺製パンが破産開始

9/27(水) 17:14配信

帝国データバンク

 一野辺製パン(株)(TDB企業コード:130000078、資本金4000万円、岩手県二戸郡一戸町一戸越田橋44、登記面=岩手県二戸郡一戸町一戸本町38、代表一野邊克彦氏)は、9月27日に盛岡地裁より破産手続き開始決定を受けた。  

 破産管財人は石橋乙秀弁護士(岩手県盛岡市菜園1-4-10、こずかた法律事務所、電話019-654-4757)。

 当社は、1948年(昭和23年)7月創業、56年(昭和31年)4月に法人改組。食パンや菓子パンの製造を主体に、おにぎりや巻物寿司、学校給食用米飯の製造を手掛け、「イチノベパン」ブランドを確立して地元では高い知名度を得ていた。地産地消を標榜して地元産の原料にこだわり、2工場体制でピークとなる96年2月期には年売上高約41億円を計上していた。

 しかし、以降は大手業者進出による競合激化や大手スーパーからの値下げ要請の恒常化、コンビニエンスストアチェーンとの取引休止などで業容縮小を余儀なくされ、2017年2月期の年売上高は約12億2700万円に減少していた。この間生産ラインの集約化や得意先の見直し、不採算事業であった小売部門撤退などによる収益改善や、工場敷地の一部売却による有利子負債の圧縮等に取り組んでいたが奏功せず、新たな資金調達が困難となったため事業継続を断念し今回の措置となった。

 負債は債権者約310名に対し約8億2000万円。