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【箱根への道】中大、2年ぶり“復帰”あるぞ…箱根駅伝予選会を占う

9/29(金) 15:02配信

スポーツ報知

 第94回箱根駅伝予選会は10月14日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地スタート、国営昭和記念公園ゴールの20キロで行われる。上位10人の合計タイムで争い、10校が本戦出場権を獲得する。東洋大の低迷期に4年連続で出場し、予選会の厳しさを身をもって知っている竹内達朗記者(47)が“秋の陣”を占う。

 箱根駅伝予選会を占う上で最も参考となるのは、各校8人の1万メートルの合計タイムで争われた全日本大学駅伝関東予選会(6月)だ。20キロと1万メートル、ロードとトラック、10人と8人の違いはあるが、失敗が許されないプレッシャーは同じ。全日本予選会で強さを見せたチームは箱根予選会でも強いはず。箱根シード校の神奈川大、東海大に続き、3、4、6位で伊勢路切符を勝ち取った国学院大、大東大、帝京大は箱根路切符も確実に手にするだろう。全日本シードだった山梨学院大も上位通過が見込まれる。

 拓大と創価大は全日本予選会では落選したが、20キロではタイムを稼げる外国人留学生を擁するため、突破が濃厚と予想する。

 ここまで6校。残り4枠をボーダーラインの10校が激しく争うだろう。

 全日本予選会7位通過の明大はエースの坂口裕之(3年)が本来の力を発揮すれば問題ない。同9位通過の城西大は昨年の箱根予選会で12位落選。悪いイメージを振り払うことが重要。

 以下、全日本予選で敗退したチーム同士に大きな力の差はない。パトリック・ワンブィ(3年)という切り札を持つ日大は8~10番手の選手が鍵を握る。昨年、88大会ぶりに本戦出場を逃すという歴史的敗戦を喫した中大は今季、大幅にレベルアップ。2年ぶりの復帰は十分に見えている。上武大、国士舘大は持ち前のしぶとさを発揮し、連続出場を守りたいところだ。

 注目は専大と東農大。いずれも昨年の敗退後に監督が交代し、チーム状況は上向いた。ともに4年ぶりとなる復活出場の可能性は残されている。東京国際大、亜大はボーダーラインのやや下に位置するとみる。

 初出場を目指す日本薬科大と駿河台大、第1回優勝の東京高等師範学校の流れをくむ伝統校の筑波大などはわずかに可能性を残す。自身が100%以上の力を発揮した上で、上位校にミスが続出した時にのみミラクルが起こる。今年「箱根駅伝プロジェクト」をたちあげた慶大は来年度以降が勝負となるだろう。

 緊張感に加え、華やかさもある本戦に対し、極限の緊張感しかない予選会。私は今でも予選会の季節が巡ってくると、妙に胃が痛む。予選会の行方を占いつつ全選手の健闘を祈るばかりだ。

 ◆第94回箱根駅伝予選会開催要項

 ▽日時、コース 10月14日午前9時35分、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地スタート。立川市街地を走り、国営昭和記念公園ゴールの20キロ。

 ▽出場資格 選手登録は1校10~14人。全員が16年1月から17年9月末までに5000メートル16分30秒以内、あるいは1万メートル34分以内の公認記録を有すること。

 ▽競技方法 全選手が一斉スタート。各校、登録選手の中から10~12人が出場し、上位10人の合計タイムで争う。上位10校が本戦の出場権を獲得。合計タイムが並んだ場合、各校上位10人の合計順位が少ない大学が上位。さらに並んだ場合、各校最上位選手の順位が上位の大学が優先される。関東学生対校選手権の成績による減算タイム(関東インカレポイント)は12年の予選会を最後に廃止。

 ▽関東学生連合 予選会で敗退した大学の中から個人成績上位者を中心に選考。1校1人に限定し、これまで本戦出場経験がない選手が対象。外国人留学生を除く。本戦ではチーム、個人ともに順位がつかないオープン参加となる。

最終更新:9/29(金) 21:05
スポーツ報知